出版社内容情報
戦争と深く結びついたメディアの構造を考察。
国際世論は誰がつくるのか!? 戦争と深く結びついたメディア構造を考察し、ジャーナリズムと超大国アメリカの新たな関係を読み解く。
●第1章 イラク戦争―アメリカメディアと世界の分裂
●第2章 失敗から学んだアメリカ
●第3章 “アメリカ”を世界化しているのは誰か
●第4章 日本人は何を見ているのか
●第5章 混迷する世界メディア
内容説明
なぜアメリカは国際社会に“聞く耳”を持たないのか?イラク戦争で発揮されたメディアの影響力に焦点をあて、情報化社会における超大国の戦略を読み解く。カメラで戦況までも変える戦場のジャーナリスト。グローバル化の中で世界戦略を展開する巨大情報資本。その背後で勢力を拡大するネオコン。一方、アラブ世界の視点で全く異なる現実をえぐり出すカタールの国際テレビ局・アルジャジーラ…。真実、正義とはいったい何か。戦争と深く結びついたメディアの実態に迫る。
目次
第1章 イラク戦争―アメリカメディアと世界の分裂(情報革命と軍事革命;もうひとつの情報戦争 ほか)
第2章 失敗から学んだアメリカ(湾岸戦争とCNNカーブ;第四権力、メディアの金字塔)
第3章 “アメリカ”を世界化しているのは誰か(「ネオコン」と呼ばれる政治勢力;席巻する巨大メディア資本 ほか)
第4章 日本人は何を見ているのか(「有事」に耐えられない日本メディアの構造;戦後に生まれた“観客客観主義” ほか)
第5章 混迷する世界メディア(メディアが作った“離婚”;メディアはアメリカをとめられるか)
著者等紹介
柴山哲也[シバヤマテツヤ]
1970年に朝日新聞記者になり、主に文化関連の記事執筆のために世界各地を取材。1994年に退職し、米国立のシンクタンク東西センターやハワイ大学の客員研究員となる。帰国後、国際日本文化研究センター客員教官、京都大学非常勤講師を歴任し、現在、京都女子大学教授。専門は情報文明論、メディア産業論
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