感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
シルク
3
1799年に南フランスで発見され、教育の手に委ねられた1人の野生児の記録。幼少期に何らかの理由で人の手から離れ、言葉や洞察的行動などのいわゆる「人間らしさ」からかけ離れた形で成長した人間のケースとして、インドのアマラ、カマラ姉妹と共に名前が挙がる。時代は19世紀初頭で、当時人々が、裸で人里に出て食べ物を探していたところを見つかったこの少年に、見世物としての娯楽性を期待する視線を熱心に送っていたことが報告の端々から伺える。そういえば、南アフリカ出身の女性が「ホッテントット・ビーナス」という名で見世物にされ、2014/09/30
Riopapa
2
イタール先生の見識の深さに驚く。2021/06/11
清水聖
1
準備中2020/12/08
コッツ
0
臨界期について理解が深まった。2015/04/27
まふ
0
フランスのアヴェロン県で見つかった野生の少年ヴィクトールの飼育記。一言要約「人間の人間たる性質は幼時における人間的環境の有無の結果に他ならない」全く同じ趣旨になる。面白い。この手のものはもはや読む必要はないのか。2008/10/01
