内容説明
第二次大戦ドイツ占領下のプラハ。級友や親類が次々とナチスに連行される中、ジュール・ヴェルヌを愛し、絵や小説を書くのが大好きで、作家や編集者、あるいは研究者になることを夢見ていた14歳のペトル少年が、手作りのノート二冊に記した歴史の証言。
目次
ペトル・ギンズの日記―一九四一年九月一九日(金曜日)~一九四二年二月二三日(月曜日)
ペトル・ギンズの日記―一九四二年二月二四日(火曜日)~
最後の出会い
付:雑誌『ヴェデム』の原稿から―テレジーン、一九四二年~一九四四年
著者等紹介
プレスブルゲル,ハヴァ[プレスブルゲル,ハヴァ][Pressburger,Chava]
1930年プラハ生まれ。兄のペトルと同様に、テレジーンの強制収容所に強制輸送された。1948年の共産党政権の成立後、イスラエルに移住し、今日に至る(1989年以降、プラハにも時折在住)。アートに従事しており、手漉きの紙を使った彼女の作品は、イスラエル、アメリカ、ヨーロッパ各国で展示されている。1989年以降は、プラハでも何度か展覧会を行っている。ホロコーストを扱った作品もあり、現在は、世界中、そして彼女が住む地域から遠からぬ場所で発生しているテロの恐怖を表現する作品のシリーズを製作中である
平野清美[ヒラノキヨミ]
神奈川県生まれ。翻訳家。早稲田大学卒。読売新聞社を経て、チェコ政府給費留学生として国立カレル大学に留学、同大卒業
林幸子[ハヤシサチコ]
茨城県生まれ。現・よつ葉ライブラリー館長。法政大学卒。雑誌編集部を経てフリーライター。地域子ども文庫、手作り絵本、絵本の読み聞かせなど子どもと一緒に活動。童話、詩、植物画を創作(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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