シリーズいま、学校図書館のやるべきこと
資料・情報を整備しよう―学校図書館メディアの選択と組織化

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  • サイズ B6判/ページ数 177,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784591081471
  • NDC分類 014.1
  • Cコード C0000

内容説明

本書は、今日の教育課題と学校図書館の現状をふまえ、利用者である子どもの側に立って、いま学校図書館が何をなすべきかを具体的に明らかにし、司書教諭と学校図書館担当者に自らの仕事への自信と情熱を抱いてもらうことをめざしている。単なる学校図書館の解説書・実務書ではなく、各地で展開されているすぐれた実践に学びながら、あるべき学校図書館像を追求することで、この仕事の楽しさ、すばらしさを実感してもらいたい。

目次

第1章 資料がなければ始まらない(学校図書館メディアとは;「図書」中心から「多メディア」へ ほか)
第2章 資料が探せなければ始まらない(図書館では資料を一定のルールで受け入れている;「分類」というマジック ほか)
第3章 資料が使えなければ始まらない(資料の質が問題;資料のリフレッシュが大切 ほか)
第4章 頼りにされる学校図書館をつくるために(自校図書館のメディア充実状況を知ろう;メディア充実計画を立てよう ほか)

著者等紹介

笠原良郎[カサハラヨシロウ]
1931年、群馬県に生まれる。早稲田大学卒業。東京都の公立中学校社会科教諭、都立高校司書教諭を経て、1982年に全国学校図書館協議会事務局に入局。1998年、理事長に就任、2001年に退職、顧問に就任する。相模女子大学、立教大学等で司書教諭の養成にあたる一方、学校図書館法改正や国際子ども図書館開設等の運動を展開した。現在は国際子ども図書館を考える全国連絡会副会長等を務める

紺野順子[コンノジュンコ]
東京に生まれる。実践女子大学卒業。出版社勤務を経て、十文字中学・高等学校に司書教諭として勤務。生徒たちに魅力ある図書館、学習に活用される図書館づくりに努める。現在は十文字学園女子大学、実践女子大学、相模女子大学等で、司書、司書教諭養成のための講座を担当
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あいくん

8
☆☆☆☆司書教諭講習科目に「学校図書館メディアの構成」という科目があります。日本の学校図書館は長らく、ブックオンリーでした。1960年代以降、教師が生徒に教科書を教え込む教育が支配的でした。教科書と黒板とチョークがあれば成り立つ教育だったと笠原さんはいいます。正規の学習の場として使われない学校図書館は昼休みと放課後に読み物を貸し出す「余暇利用」の機能を果たしていました。1980年代後半から、「新学力観」のもとで、子ども自らが学ぶ教育への転換がはかられます。調べ学習や総合的な学習が登場します。 2018/08/04

たんぽぽ

6
初めての蔵書点検にあたって図書館から借りていた、出版後10年以上経っている本。学校図書館の視点での資料・情報整備の基本が書かれていて、私自身、研修や日頃の試行錯誤の中で学んだことのおさらいになった。(きちんとできているかは別。なるべく理想に近付けていきたいが…)カード式に比べてパソコンでの蔵書点検については説明があっさり。カード式は大変さが想像されるし、パソコンで随分楽になったのだろうけれど、パソコンに対する苦手意識のある私にとっての不安解消にはならず、実際にやってみるしかない。(つづく)2018/03/28

Y子

0
理想2015/08/24

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