内容説明
本書は、今日の教育課題と学校図書館の現状をふまえ、利用者である子どもの側に立って、いま学校図書館が何をなすべきかを具体的に明らかにし、司書教諭と学校図書館担当者に自らの仕事への自信と情熱を抱いてもらうことをめざしている。単なる学校図書館の解説書・実務書ではなく、各地で展開されているすぐれた実践に学びながら、あるべき学校図書館像を追求することで、この仕事の楽しさ、すばらしさを実感してもらいたい。
目次
第1章 資料がなければ始まらない(学校図書館メディアとは;「図書」中心から「多メディア」へ ほか)
第2章 資料が探せなければ始まらない(図書館では資料を一定のルールで受け入れている;「分類」というマジック ほか)
第3章 資料が使えなければ始まらない(資料の質が問題;資料のリフレッシュが大切 ほか)
第4章 頼りにされる学校図書館をつくるために(自校図書館のメディア充実状況を知ろう;メディア充実計画を立てよう ほか)
著者等紹介
笠原良郎[カサハラヨシロウ]
1931年、群馬県に生まれる。早稲田大学卒業。東京都の公立中学校社会科教諭、都立高校司書教諭を経て、1982年に全国学校図書館協議会事務局に入局。1998年、理事長に就任、2001年に退職、顧問に就任する。相模女子大学、立教大学等で司書教諭の養成にあたる一方、学校図書館法改正や国際子ども図書館開設等の運動を展開した。現在は国際子ども図書館を考える全国連絡会副会長等を務める
紺野順子[コンノジュンコ]
東京に生まれる。実践女子大学卒業。出版社勤務を経て、十文字中学・高等学校に司書教諭として勤務。生徒たちに魅力ある図書館、学習に活用される図書館づくりに努める。現在は十文字学園女子大学、実践女子大学、相模女子大学等で、司書、司書教諭養成のための講座を担当
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