内容説明
民主政を標榜しつつ、第二次世界大戦後、帝国への道を歩み始めた合衆国の変容を「市民」の目線から、多角的に描く。
目次
世界史における「黄金時代」とアメリカ民主政―新たな歴史叙述を求めて
第1部 冷戦の開幕とアメリカ社会(挫折した「戦後平和」への期待)
第2部 帝国の構造(海外介入の論理と実態―アルベンス政権打倒にみるアメリカの行動;核時代における国家と国民―原爆医療情報と民間防衛)
第3部 市民権改革の光と翳(市民権改革の始動―冷戦と人種問題;「ボイコット」から「座り込み」へ―地域闘争としての南部市民権運動)
第4部 戦後アメリカと女性(終わりからの出発―女性知識人の模索)