内容説明
100個の問いを、2頁読み切りスタイルでキーワードを手がかりに読み説く。研究者の息づかいの伝わる「研究紹介」コラム、用語解説集も収載。知識・概念の整理と理解を深めるのに最適。研究のおもしろさを伝えるストーリー性のある叙述で、手軽な辞書・小さな概論書としても必携の書。
目次
第1章 発達心理学の基軸―発達心理学の哲学と方法論
第2章 子どもはどれほど有能か―発達初期の子どもの能力
第3章 個性はどう育つのか―気質と行動発達
第4章 子どもの世界づくり―世界や自己についての概念の成立過程
第5章 かくも豊かな情の世界に生きて―情動の仕組み、働き、そして発達
第6章 他者と情報を分かちあう―コミュニケーションの機能と発達
第7章 自己意識はどのように育っていくのか―心の理論から生涯発達まで
第8章 目に見えない世界が想像できるのか―伝えあうこと・考えることの発達
第9章 臨床的観点から発達を考える―臨床実践の場から見た思春期
第10章 人生の仕上げ期によりよき生活の質を求めて―成熟と老いの心理学
著者等紹介
内田伸子[ウチダノブコ]
現職、お茶の水女子大学理事・副学長。専攻、発達心理学、認知心理学、ことばの発達と認識など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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新橋九段
2
キーワードという割にはキーワードがあまり目立っていなかったような……。2016/06/22
okaching
2
英知がいまいちわからない。統合とはいったいなんだ?けれども、全体的にとても楽しかった。2013/09/30
まなまな
0
全体で10章あり、1項目あたり2ページの解説と章末の研究紹介で主に構成されている。巻末には用語説明も載っている。法律家言葉や老年期の発達についてはこれまでほとんど学んでこなかったので勉強になった。オーソドックスな発達心理学の概説というよりかは、それも含むが少し別の場所も取り入れているような印象を受けた。2022/08/22