出版社内容情報
海獣葡萄鏡は、西方の葡萄唐草文に、いわゆる「海獣」と呼ばれる動物が躍動している図像の鏡である。従来の研究では、東から西へ葡萄唐草文をたどっているが、本書では、西から東へ、みずから足を運び、動物・鳥などを含めた葡萄唐草文の分析を行ない、葡萄栽培、ワイン醸造、そして結実する楽園に至る海獣葡萄鏡の図像のルーツを探る。,
内容説明
海獣葡萄鏡は、西方の葡萄唐草文に、「海獣」と呼ばれる動物が躍動する図像の鏡である。西から東へと、動物・鳥を含めた葡萄唐草文の分析を行ない、葡萄栽培、ワイン醸造、結実する楽園に至る図像のルーツを探る。
目次
西域の文化と唐鏡
葡萄唐草文の文化史
葡萄栽培とワインの醸造
ディオニュソスの信仰と大地豊穣
西方の動物から海獣葡萄鏡の動物へ
庭園の図像
著者等紹介
石渡美江[イシワタミエ]
1943年、東京生まれ。1965年、国学院大学文学部史学科卒業。現在、東京大学教養学部文部技官
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