歴史文化ライブラリー
楽園の図像―海獣葡萄鏡の誕生

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  • サイズ B6判/ページ数 195p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784642054973
  • NDC分類 222.02
  • Cコード C0320

出版社内容情報

海獣葡萄鏡は、西方の葡萄唐草文に、いわゆる「海獣」と呼ばれる動物が躍動している図像の鏡である。従来の研究では、東から西へ葡萄唐草文をたどっているが、本書では、西から東へ、みずから足を運び、動物・鳥などを含めた葡萄唐草文の分析を行ない、葡萄栽培、ワイン醸造、そして結実する楽園に至る海獣葡萄鏡の図像のルーツを探る。,

内容説明

海獣葡萄鏡は、西方の葡萄唐草文に、「海獣」と呼ばれる動物が躍動する図像の鏡である。西から東へと、動物・鳥を含めた葡萄唐草文の分析を行ない、葡萄栽培、ワイン醸造、結実する楽園に至る図像のルーツを探る。

目次

西域の文化と唐鏡
葡萄唐草文の文化史
葡萄栽培とワインの醸造
ディオニュソスの信仰と大地豊穣
西方の動物から海獣葡萄鏡の動物へ
庭園の図像

著者等紹介

石渡美江[イシワタミエ]
1943年、東京生まれ。1965年、国学院大学文学部史学科卒業。現在、東京大学教養学部文部技官
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

どろすて

3
図書館で借りて読む。ブドウの房を実らせた枝が形作る唐草文が古代ギリシャに始まり、マケドニア王国、ローマ、西アジア、ササン朝ペルシア、中央アジア諸国、そして唐へと伝わった様子がよく分かる。若干、著者の主張が主観的に思える所はあるものの、証拠が実に多く挙げられていて読み応えがあった。ギリシャとローマの神話、キリスト教、そして仏教でも装飾的アイコンとして登場するブドウは実に不思議な植物だと改めて感じた。2020/01/12

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