内容説明
仏画は“ほとけ”の世界観を分かりやすく描いている。如来はもとより菩薩・明王が中心となり、その仏と取巻くものたちが合わせて画面を構成。仏教の世界を求めて、中央アジア・中国・朝鮮・日本の多彩な仏たちを旅する。
目次
釈尊から仏陀へ(朝鮮の釈迦誕生図;シルクロードの仏伝図)
浄土のイメージ(法隆寺金堂壁画;此岸から彼岸へ渡る)
仏教を守護するものたち(十二神将のかたちと役割)
六道の苦しみからの救済(説法する地蔵菩薩;餓鬼に食を施す)
著者等紹介
中野照男[ナカノテルオ]
1950年、福岡県に生まれる。1973年九州大学大学院文学研究科哲学哲学史専攻修士課程修了。東京国立博物館を経て現在、東京国立文化財研究所美術部第一研究室長。主要著書・論文に中国石窟 クムトラ石窟 閻魔・十王像 十二神将像
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