出版社内容情報
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赤旗 2004.3.22 評者:稲田和浩氏(脚本家)
今も多くの人々を魅了する歌舞伎と人形浄瑠璃。扇情的で華やかな歌舞伎は、誕生以来つねに為政者の弾圧を受けてきたが、人形浄瑠璃と共に新たな方向を見出し、今日の伝統芸能へと発展した。〈女性原理=肉体〉と〈男性原理=ことば〉をキーワードに、歌舞伎と人形浄瑠璃の400年に及ぶ生き残りをかけた調和と対立の歴史を読み解き、その魅力に迫る。
〈主な目次〉近世演劇への新しいアプローチ―プロローグ/歌舞伎と人形浄瑠璃の誕生―精神と肉体/物語と身体の出会い―合理と非合理・言語と非言語/近松の成功と挫折―モラルと本能/カリスマ役者たちの盛衰―イデアとイコン/幕末のアウトローたち―昼と夜・建前と本音/明治以降の歌舞伎のゆくえーエピローグ
内容説明
今も多くの人々を魅了する歌舞伎と人形浄瑠璃。誕生以来つねに為政者の弾圧を受けながら、いかにして今日の伝統芸能へ発展したのか。“女性原理=肉体”と“男性原理=ことば”をキーワードに、その歴史と魅力に迫る。
目次
近世演劇への新しいアプローチ―プロローグ
歌舞伎と人形浄瑠璃の誕生―精神と肉体
物語と身体の出会い―合理と非合理/言語と非言語
近松の成功と挫折―モラルと本能
カリスマ役者たちの盛衰―イデアとイコン
幕末のアウトローたち―昼と夜/建前と本音
明治以降の歌舞伎のゆくえ―エピローグ
著者等紹介
田口章子[タグチアキコ]
1957年、東京都に生まれる。1985年、学習院大学大学院博士前期課程修了。2003年、文学博士(学習院大学)。現在、京都造形芸術大学芸術学部教授
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