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歴史文化ライブラリー
戦後政治と自衛隊

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  • サイズ B6判/ページ数 291p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784642056120
  • NDC分類 392.1
  • Cコード C0320

内容説明

軍事をタブー視した戦後政治のなかで、自衛隊はどのように成長したのか。官僚による統制と財政的制約を受けてきた歴史を探り、日米関係や防衛政策の内実を解明。新たな脅威のもと、転換点に立つ自衛隊の実態に迫る。

目次

軍事を忘れた国の「軍隊」―プロローグ
再軍備の開始
自衛隊の誕生と成長
第二次冷戦の中で
冷戦終焉と自衛隊
転換点に立つ自衛隊―エピローグ
資料 日本防衛に関する基本方針

著者等紹介

佐道明広[サドウアキヒロ]
1958年、福岡市に生まれる。1983年、学習院大学法学部卒業。1989年、東京都立大学大学院社会科学研究科博士課程単位取得修了(政治学専攻)。中京大学総合政策学部教授、博士(政治学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

うーひー

3
筆者の文章構成はうーんな部分もあったが、内容自体は自衛隊史の面白さを感じさせた。政治家による積極的シビリアン・コントロールの重要性という結論は納得できる。ただ、予算の拡大要因と制約要因の対立を考えた時、政治家は拡大要因に振り分けられるはず。これまでは「拡大要因:制服組・米国」vs「制約要因:文官支配・財務(大蔵)省」だったのが、政治家の積極介入は単に拡大要因を強くするだけなのではないか。防衛予算の拡大が先の大戦の反省ならば、制約要因としての「文官支配・財務(大蔵)省」を再評価する必要もあるのではないか。2018/08/01

artillery203

2
昨今話題になった文官上位の撤廃。そもそもなぜ文官統制という条文があったのか。単純に戦前の軍部独走を再現させないためというようなものではなく、戦後日本政治の結果定着していったのがわかる。財政の観点から規模は縮小されるにも関わらず、任務は拡大し続ける。本当の有事で綻びは出ないか、現在審議されている安保法政でも、与野党地に足の着いた議論を願いたい。2015/06/08

らぶふぁんとむ

0
戦後の最初の時期から政治的な文脈で自衛隊の成り立ちを学ぶことができる。やっぱり憲法の縛りがあるなかでいかにそれを避けるかってとこで話が進んできたとこも分かる。2013/02/05

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