心理学選書<br> 愛憎の起源

心理学選書
愛憎の起源

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  • サイズ B6判/ページ数 297p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784654000715
  • NDC分類 146.1
  • Cコード C3311

内容説明

フロイドの父性を中心においた精神分析理論に対し、母性すなわち母子間の愛の交流を基底にすえた理論体系をもって、フロイドの包括的批判を展開する本書は、神話・宗教などの社会学・文化人類学に関する豊かな学識を背景にして、人類における愛と憎しみの発生・構造を解明した名著の完訳である。

目次

愛と興味の生物学
愛、憎悪、興味の科学的概念
博愛主義・愛他主義・快楽主義
愛の心理学
愛の機能と表現
やさしさのタブー
抑圧と嫉妬
社会の起源と特質
宗教は病気か治療か
治療教団とその実際〔ほか〕

著者等紹介

サティ,アイアン・ディチャート[Suttie,Ian Dichart]
1889年、グラスゴー(Glasgow)生まれ。少年時代はオークニイ(Orkney)で過す。医学教育を受けるためグラスゴーに再び戻り、1914年卒業(外科専攻)。第一次世界大戦中はフランス、メソポタミヤ、インドにて軍医として服務。復員後は精神医学を専攻。1920年、グラスゴーにて専門医としての資格をとり、1931年、医学博士号取得。その後ロンドンに居住、タビストック・クリニック(Tavistock Clinic)の一員となる。1935年、本書初版刊行の前夜、没。46歳

吉田博子[ヨシダヒロコ]
お茶の水女子大学大学院修了。教育学修士。華頂短期大学教授。上級教育カウンセラー。著書には、『人間の発達課程』(共著、明治図書)、『子どもの自発性を育てる』(共著、明治図書)がある
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