出版社内容情報
「人はなぜ差別されるのか」ではなく「人はなぜ人を差別するのか」を差別論の主題にすえ,「最後の植民地」としての女性差別を主要に扱いつつ,他の差別事象も併せ考察。「差別」という構造の全体像に迫る。
1 人はなぜ人を差別するのか
2 「女性革命」の時代と社会=人間の変貌
3 1979年の女性論
4 人間社会における差別消滅の展望
目次
1 人はなぜ人を差別するのか―女性差別存続の客体的条件(民主主義と差別;資本主義社会における人間の分裂と対立)
2 「女性革命」の時代と社会=人間の変貌(「女性革命」の時代;「女性革命」の時代の変貌の様相 ほか)
3 一九七九年の女性論―女性解放の主体的条件と客体的条件(女はつくられた、そして男もつくられた;女(男)は自己をつくっている ほか)
4 人間社会における差別消滅の展望―ジョン・レノンの思想に寄せて(差別の本質;レノンに学ぶこと ほか)