都市民俗生活誌〈第2巻〉都市の活力

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  • サイズ B6判/ページ数 745p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784750317229
  • NDC分類 361.78
  • Cコード C0336

出版社内容情報

日本の都市の大半は江戸時代に誕生した。それは世の中が平和になり、人々の日常生活が活気に溢れ、商業や手工業がマチ場にて活発に行われはじめたからである。都市は先端技術と鋭敏な感覚を集中させた点に特徴があるが、技術を駆使する職人たちは決して華やかな場所にはおらず、路地裏の隅で力強く黙々と働いてきた。そして刺激的な感覚文化を誇る盛り場もまた活力に満ち、正に都市の顔として人々を魅了してきた。ここに抄録した生活誌からはそんな息吹を感じ取ることができる。

1 路地裏と職人
菓子屋横丁繁昌記[松平誠]/大森界隈職人往来[小関智弘]/町工場から[萩原晋太郎]/地方出身者と同郷団体[山本正和]/解説[田野登]
2 商業と繁華街
江戸東京日本橋のれん物語[島武史]/大正・日本橋本町[北園孝吉]/日本橋小伝馬町今昔史[日本橋小伝馬町二の部長会]/小野はなさんの懐旧談[桜田勝徳]/大阪今昔[長谷川幸延]/十方化おおさか史[中村浩]/伊勢崎市の肌で感じた私の大正史[鈴木紀律]/あきない風土記[西澤弘順]/解説[阿久津昌三]
3 色街と盛り場
銀座通[小野田素夢]/暮しの民俗誌[池田彌三郎]/上方色町通[食満南北]/狸小路 (1)お正月[大本靖] (2)雪まつり[石塚恭子/松下美紀子] (3)年度がわり[小谷博貞] (4)札幌まつり[竹岡羊子] (5)夏まつり[大久保一良] (6)師走[八木伸子]/解説(前屋敷史子)

内容説明

本書は、「都市民俗生活誌」全三巻の第二巻「都市の活力」として、路地裏と職人、商業と繁華街、色街と盛り場に関する民俗生活誌を収録したものである。

目次

1 路地裏と職人(菓子屋横丁繁昌記;大森界隈職人往来;町工場から ほか)
2 商業と繁華街(江戸東京日本橋のれん物語;大正・日本橋本町;日本橋小伝馬町今昔史―古老聞き書き、語り部による記録 ほか)
3 色街と盛り場(銀座通;暮しの民俗誌;上方色町通 ほか)

著者等紹介

有末賢[アリスエケン]
1953年、東京都生まれ。1982年、慶応義塾大学大学院社会学研究科社会学専攻博士課程修了。現在、慶応義塾大学法学部教授。都市社会学、生活史研究専攻

内田忠賢[ウチダタダヨシ]
1959年、三重県生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程中退。現在、お茶の水女子大学大学院人間文化研究科助教授。人文地理学専攻

倉石忠彦[クライシタダヒコ]
1939年、長野県生まれ。1963年、国学院大学文学部卒業。現在、国学院大学文学部教授。日本民俗学専攻

小林忠雄[コバヤシタダオ]
1945年、石川県生まれ。1971年、早稲田大学大学院文学研究科芸術学専攻特殊学生終了。現在、東京家政学院大学人文学部教授。民俗学・考現学専攻
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