内容説明
外国人人権基本法、差別禁止法がなぜ、必要なのか。なぜ、難民認定制度の抜本的改正が重要なのか―縦横に論じる初の論述集。
目次
第1章 国際人権時代の基本的視点とは(在日外国人に適用される法と人権;滞日・在日外国人と人権―外国人人権基本法の制定を;日朝正常化と在日コリアンの法的地位と国籍;在日外国人の人権と差別禁止法)
第2章 歴史を掘る―マイノリティとしての在日外国人(「在日コリアン」と私;国籍条項の完全撤廃をめざして―戦後日本と外国人の人権)
第3章 検証・入管法制―明治から現代まで(中国残留邦人とその家族の人権―汪麗霞さん家族の現状をとおして;入管行政と外国人登録)
第4章 国際人権規約の報告制度と勧告(制度の報告と勧告について)
著者等紹介
丹羽雅雄[ニワマサオ]
1948年、愛知県生まれ。弁護士。現在、日本弁護士連合会人権擁護委員会国際人権部会長。すべての外国人労働者とその家族の人権を守る関西ネットワーク(RINK)代表。鄭商根(旧軍属)戦後補償裁判、在日地方参政権訴訟、フィリピン母娘退去強制処分取消訴訟などのマイノリティーの人権問題に取り組む
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