出版社内容情報
今日まで日本人にとってパリとは何だったのか―「ボヘミアン・パリ」と「近代日本人作家の異文化理解」という二つの鏡によって,日本人のパリの普遍性と特異性を照し出す。気鋭研究者による最新の比較文学・文化研究の成果。新資料多数。
序章
第1部 ボヘミアン文学のパリ
第1章 ボヘミアン生活の神話と現実
第2章 アカデミー・ジュリアンと文学
第3章 日本におけるボヘミアン文学
第2部 憧憬のゆくえ―近代日本人作家のパリ体験
第1章 乖離の様相―高村光太郎
第2章 生きられる都市―島崎藤村
第3章 徒花の都―金子光晴
終章 貧困と街路の詩学・1930年代パリ―ミラー・ブラッサイ・オーウェル・光晴
関連年表
索引
内容説明
日本人にとって「パリ」とはなんだったのか。「ボヘミアン・パリ」と「近代日本人作家の異文化理解」という二つの鏡により、日本人のパリの普遍性と特異性を照らし出す、気鋭研究者の論考を完全収録。
目次
序章(幻のパリ計画―日本人のパリ・初期小史;「外国人の」パリ;本書の目的と構成)
第1部 ボヘミアン文学のパリ(ボヘミアン生活の神話と現実;アカデミー・ジュリアンと文学;日本におけるボヘミアン文学)
第2部 憧憬のゆくえ―近代日本人作家のパリ体験(乖離の様相―高村光太郎;生きられる都市―島崎藤村;徒花の都―金子光晴)
終章 貧困と街路の詩学・1930年代パリ―ミラー・ブラッサイ・オーウェル・光晴