家族システムの理論的・実証的研究―オルソンの円環モデル妥当性の検討

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家族システムの理論的・実証的研究―オルソンの円環モデル妥当性の検討

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  • サイズ A5判/ページ数 243p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784761006884
  • NDC分類 367.3
  • Cコード C3036

内容説明

本書は、家族システムの健康度をきずな・かじとりの2次元からとらえる円環モデルの妥当性を理論と実証の両面から検討し、あわせて円環モデルにもとづく家族システム測定尺度FACESKGの構成概念妥当性を実証する。また、これらの基礎研究に基づき、中学・高校生の無気力傾向や自我同一性形成の障害、中学生の登校ストレス、幼児とその親の体験した震災ストレス、夫の飲酒問題に対する妻の共依存傾向などの臨床的なトピックを、家族システムとの関連性からとらえた実証家族調査の成果について紹介している。

目次

第1部 研究の枠組み(家族システムの計量的研究における方法論上の前提;家族システム評価のための基礎概念)
第2部 家族システム円環モデルの理論的・実証的研究(1):構成概念妥当化パラダイムの発展(1986年~1993年)(臨床評価尺度に基づく円環モデルの検討;オルソンらのオリジナル版自己報告式質問紙FACESの検討;FACESKG初版の開発と構成概念妥当性の検討:臨床評価尺度から行動計測法SIMFAMKGの併用による多特性・多方法行列実験へ ほか)
第3部 家族システム円環モデルの理論的・実証的研究(2):カーブリニア尺度の開発(1994年以降)(FACESKG3の開発と確認的因子分析モデルを用いた構成概念妥当性の検討;実証家族研究によるFACESKG3の外的妥当性の検討;FACESKG4の開発と構成概念妥当性およびカーブリニア仮説の検討)