内容説明
ジェンダー理論発展のてめに。科学的社会主義は、現代フェミニズムからの問題提起をどう受け止めるか。マルクス、エンゲルスの古典に立ち返り、史的唯物論の立場から家族やジェンダーの問題を明らかにする。
目次
第1章 エンゲルスの家族論と現代
第2章 『資本論』の中のジェンダー分析―「マルクス主義フェミニズム」との関わりで
第3章 マルクスにおける家族と市民社会
第4章 働く女性の権利とたたかい
第5章 「ジェンダー・フリー」バッシングに抗して
第6章 ジェンダーと生殖医療
第7章 エコ・フェミニズムにおける科学と自然―ヴァンダナ・シヴァの思想をめぐって
第8章 構築主義と現実―反映論の視角から
第9章 民主主義的諸闘争と接合理論―本質主義的フェミニズム批判を手がかりとして
著者等紹介
鯵坂真[アジサカマコト]
1933年生。関西大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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