内容説明
99年3月をもってその幕を閉じるフォーラム90sのメンバーによる論集。検討対象を「社会運動と政治思想」において20世紀を総括。政治・経済・社会・文化などのあり方を、民衆運動・社会運動の経験やそれを導いた政治思想との関わりにおいて考え、21世紀を展望する。
目次
第1部 20世紀とはどのような時代であったのか(世界戦争・国家・革命;大衆運動としてのロシア革命;20世紀のナショナリズム―総括と展望 ほか)
第2部 民衆運動の過去・現在・未来(社会運動と分水嶺としての68年;「新しい社会運動」の可能性―その理論と政治的射程;地域住民運動―提示した問題と可能性 ほか)
第3部 政治思想の可能性(国民国家の終焉と政治概念の転換―その準備的考察;20世紀型民主主義を越えて;エコロジーの思想と政治)