内容説明
絶対王政が綻びを見せはじめ、フランス革命へと突き進む、その時代の多様な作品の批評を通して、小説が市民権を獲得するにいたる社会的メンタリティーの一端を観る。
目次
序章 話の糸口―プレヴォー『マノン・レスコー』など
第1章 小説の実験、実験の小説
第2章 啓蒙/反啓蒙思想と文学
第3章 アヴァンチュリエの文学とリベルタン小説
第4章 レチフをめぐる断章
第5章 未開人、ユートピア
終章 革命、世紀のはざま
補遺 ルソーの一通の手紙
著者等紹介
植田祐次[ウエダユウジ]
1936年旧満州営口に生まれる。早稲田大学大学院博士課程中退。18世紀フランス文学専攻。現在、青山学院大学文学部教授
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