内容説明
人にやさしく、地球にやさしく、そして、おいしいたべものはどこに行った?「この土の実り」をかたちにする―そんな「ほんとうのたべもの」を創る人々の物語。
目次
序章 食の失敗学―「たべもの」を工業製品にしたのは誰ですか
第1章 食の生物学―まず、「たべもの」を知ることから始まる
第2章 食の理工学―「たべもの」を科学的につくる、まもる
第3章 食の地域学―エコシックス、環境六次産業を目指して
第4章 食と建築学―「たべもの」が変われば、家もまちも変わる
第5章 食と国土学―持続的な、「たべもの」づくり、「国」づくり
終章 食の日本学―改めて問う、「農」を科学するということ
著者等紹介
赤池学[アカイケマナブ]
(株)ユニバーサルデザイン総合研究所所長、科学技術ジャーナリスト。1958年東京都生まれ。筑波大学生物学類卒業。社会システムデザインを行うシンクタンクを経営し、ユニバーサルデザインに基づく製品開発、地域開発を手掛ける一方、製造業技術・科学哲学分野の執筆、評論を行うジャーナリストとしても活動。「生命地域主義」「千年持続学」を提唱し、地域資源を活用した数多くの産業創出プロジェクトに取り組む。武蔵野美術大学講師、中国対外経済貿易大学客員教授を務める他、経済産業省産業構造審議会産業技術分科会委員、文部科学省革新技術審査委員会審査委員、農林水産省バイオマス・ニッポン戦略構想策定委員などを歴任。持続可能な地域開発の啓蒙と実践で、2002年度日本感性工学会学会賞を受賞
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