内容説明
本書では、主に八世紀の奈良時代の軍事制度を考察の対象として、軍事という視点から、日本古代律令国家の特質を明らかにする。
目次
第1編 軍団と兵士(律令制下諸国軍団数について;軍団の等級とその規模;一戸一兵士説への疑問 ほか)
第2編 兵器の生産と管理・運用(造兵司の復置年代について;延喜兵部省式諸国器仗条をめぐる諸問題;西海道における諸国器仗制の成立 ほか)
第3編 馬政と軍事(官人騎兵制とその展開;貴族官人の騎馬と乗車;軍団騎兵と健児―橋本裕氏の論に接して ほか)
著者等紹介
松本政春[マツモトマサハル]
1947年大阪府に生まれる。1971年大阪教育大学大学院教育学研究科修士課程修了。現在、大阪府立三国丘高等学校教諭
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