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出版社内容情報
五万巻におよぶ蔵書を擁した屋代弘賢の自筆蔵書目録を影印出版。江戸期、最大最高を誇る個人蔵書「不忍文庫」の全貌。
●第1巻●国史付雑史/系図并伝付教訓/有職/武家故実/武諸雑
★屋代 弘賢★やしろ ひろかた(宝暦8=1758~天保12=1841)は江戸中後期の国学者・考証家。輪池(りんち)と号す。主著に『古今要覧稿』がある。幕臣として幕府表祐筆勘定格に任ぜられたほか、当代一流の学者と親交を結び、和学講談所の会頭も務めた。その蔵書は五万巻を数え、書庫三棟の規模を持ち、上野不忍池畔にあったことから「不忍文庫」の名をもって知られた。江戸期の個人文庫としては質・量ともに最高級の文庫である。この文庫の蔵書目録、それも慶應義塾図書館所蔵の屋代自筆の最終目録を影印版にて刊行、解説を付す。その蔵書構成は、文学・歴史・哲学など人文科学にとどまらず、自然・社会科学の文献も含み、近世期の学術界すべてを包括している。近世中後期の文人の教養とその活動を知る資料として、また近世期のあらゆる分野の書目として、極めて有用であるといえる。