歴史入門

歴史入門

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  • サイズ B6判/ページ数 179p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784872332230
  • NDC分類 201
  • Cコード C0095

内容説明

二十世紀を代表する歴史学の巨匠F・ブローデルが、その歴史観を簡潔・明瞭に語り、歴史としての資本主義を独創的に意味付ける、アナール派歴史学の比類なき入門書。

目次

第1章 物質生活と経済生活の再考
第2章 市場経済と資本主義
第3章 世界時間

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

浅香山三郎

12
ブローデルの『地中海』などの仕事のエッセンスを著者自身の講演の原稿といふカタチでまとめたもの。西洋による「世界=経済」が立ち上がつていく様を明瞭なコンセプトで示す。訳者金塚貞文氏の解説と注も示唆に富む。2020/05/06

isao_key

5
いつか読みたいと思っている未完に終わった大著『物質文明・経済・資本主義』。(日本語版全6巻)本書は20世紀最大の歴史家の一人とされるブローデルの『物質文明…』刊行前に行われた3日間の講演が元になっている。その時の講演タイトルは『物質文明と資本主義・再考』だそうである。本書中で重要と思う指摘はいくつもあるが、例えば「一般に、資本主義と市場主義とが区別されているのは、中世から今日に至るまで、両者が歩みを共にしてきたからであり、資本主義が経済発展の原動力ないしその成果と見做されていることが多かったからである。」2014/04/30

numainu

1
評価C2014/10/13

彩也

1
『物質文明・経済・資本主義』の内容を講演で紹介したもので、著者自身による要約。平易な言葉で書かれていてわかりやすい。とはいえ、ブローデル=アナール学派の大家、アナール学派が何かを知っている人にとっては、読了してはいなくても既知の知識かも。それでも、「何故、(産業革命が起きたのが)イギリスだったのか?」「奴隷制、農奴制、資本主義が歴史的に順番に出現してきたわけではなく、それらは共時的であった」等のくだりを読むと、わくわくする。唯一の難点は、大書『物質文明・経済・資本主義』に手を出したくなることであろうか。2012/01/15

Takashi Kikuchi

0
世界観が広がった と思えて楽しい時間だった 2013/06/02

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