目次
第1部 都市・農村関係と社会統合(中世前期バルト海南岸における交易と定住ネットワーク―北西スラヴ社会における交易地の意義について;9世紀末プリュム修道院領の在地性と広域性―所領明細帳第24章の分析を中心に;工業化初期の企業展開と地域的な社会統合―18世紀のクレーフェルトとその周辺地域)
第2部 領主制と社会統合(統合装置としてのカロリング期大所領―所領明細帳の所見から;12・13世紀修道院領における森林係争―オルヴァル修道院(シトー会)・フロレフ修道院(プレモントレ会)の場合
近世北東ボヘミアにおける手工業と領主制―18世紀中葉シュタルケンバッハ所領の事例に即して)
第3部 生産・流通と社会統合(8‐10世紀北イタリアにおける流通構造と地域統合―修道院経済との関係;15世紀フランデレンの穀物流通とその構造;中世後期ケルン空間における「市場」統合と制度―15世紀ケルン・ノイス間のシュターペル抗争を素材として)
第4部 権力構造と社会統合(メロヴィング朝期ル・マン地方の土地変動と司教管区―司教ベルトラムヌスの遺言状(616年)を中心に
中世後期フランス都市行・財政制度の特質―シャンパーニュ諸都市の場合
14‐15世紀ブリュッセルにおける権力構造の再編―毛織物ギルドとナシオンの統合をめぐって
14‐16世紀の巡礼路都市アストルガの兄弟団)