選択なしの進化―形態と機能をめぐる自律進化

選択なしの進化―形態と機能をめぐる自律進化

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 469p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784875022183
  • NDC分類 467.5
  • Cコード C1040

内容説明

ダーウィン以来の大仮説「形の起源」。ニュートリノ、水晶、昆虫、蘭、恐竜、ヒト―。森羅万象の形の謎を解く進化論最大の問題作。

目次

1 進化機構は未知である
2 生物進化に先行し、これを方向づけた3つの進化
3 自己集合は自律進化の目にみえる結果である
4 始源的構造の克服
5 環境による生物の変化
6 自律進化による進化の謎の解明
7 進化論の実証の時代へ向けて

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

gachin

2
アンチ総合説過激派。論理・例示・肝心の総合説の理解がボロボロで独り相撲という感じ。ただ、形態形成における物理的過程の共通性をもって相同性を定義しようとしてるところは深層相同性の萌芽的概念ぽく感じた。でも物理的過程云々を出すなら、ザイラッハの思想との兼合いには触れて欲しかったかな。ボロボロなので世に出す本ではないと思うものの、このくらい大風呂敷を広げた思考だけは研究者たるものしとくべきかなと思った。現在の進化現象の理解には、著者のような累々たる有象無象との関わりが(良くも悪くも)あったんだなと再認識した。2019/07/07

0
著者が秩序、箇条書きが大好きで、ランダムと熱力学第二法則が嫌いなことはわかった。ランダムに見えるのは無知ゆえである論者。鳥のオスの羽の色は性選択じゃなくて温度で説明できると主張してるけど、ほぼ同じ環境にいる(同じ温度で生活している)メスが地味な褐色なのはなぜかについては説明してない。筋肉量の違いによる体温の性差で説明つくんだろうか。訳監修してる池田さんの意見に賛成。豊富な事例と、生物はまず物理的な条件に制限されてるという切り口はよかったけど、論理展開はイマイチかな。最終章のネオダーウィニズムの主張は仮想敵2012/05/01

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/662075
  • ご注意事項