目次
マス・イメージと大衆文化(「共同幻想」を枠組みとしてマス文化現象を考える;詩の大衆化への分岐点を象徴した荒川洋治の詩;「変貌する都市」の把握から理論化へと『ハイ・イメージ論』に入っていった;マス文化現象の真っ直中での文学の主題の正当性の移行;続編を書くとすればオウム・サリン事件と阪神大震災以後を繰り込んで論じる ほか)
ハイ・イメージと超資本主義(一つ違う次元から全体を見ているイメージとしての「パラ・イメージ」;『銀河鉄道の夜』の描写を支えている「もう一つの視線」;仮構された現実を映し出す無限遠点からの視線;「三次元の空間視線」プラス「真上からの仮設された視線」の映像体験;デパートなどの室内装飾では空間の拡大化が狙われている ほか)