出版社内容情報
ドイツの戦後作家アイヒの放送劇集８篇を収録。これは束の間の夢なのか、それともはてしなくつづく悪夢なのか？
内容説明
この奇妙な不眠の夢のために。夢が「わたし」をこの世界ではない別の世界へ拉致する。これはつかの間の夢なのか？それとも果てしなく続く悪夢なのか？わたしが夢をみているのか？それともあなたが「わたし」という夢をみているのか？主人公たちの「現実」は溶けだし、古い「現実」から新しい「現実」へと向かって苦闘する。アイヒの作品はこのもっとも危険な瞬間を読者に体験させる。
目次
エジン・ゴル河畔の夢
大草原の足跡―オールド・シャターハンドとヴェネトゥの一族の滅びゆく世界から
エル・クヴェートへ赴くなかれ―または、商人モハラッブの二重の死
夢
もうひとりのわたし
ヴェニスの眺め
ビロフスキー氏の客人たち
ヴィテルボの娘たち
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Shun'ichiro AKIKUSA
4
この版ではなく宇井英俊訳で読んだのだが（探しても出てこない）、「夢」がとてもよかった。2023/05/28
