樋口一葉に聞く

樋口一葉に聞く

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  • サイズ B6判/ページ数 249p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784890369096
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C0095

出版社内容情報

売行絶対好調!「宮澤賢治に聞く」シリーズ。井上氏の幻の生原稿、発掘写真、[井上注]入り年表など。一葉没後百年ブームに火をつける。

目次

1 一葉の世界―井上ひさしが書いた一葉
2 樋口一葉はこう生きた―24歳6カ月の生涯
3 一葉万華鏡―澄むか濁るか女史の筆跡
4 頭痛肩こり樋口一葉―こまつ座公演

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かもめ通信

20
4月9日の吉里吉里忌にあわせて、井上ひさしの一葉論を読んでみた。一葉への架空インタビューの他、一葉を題材にした『頭痛 肩こり 樋口一葉』の脚本や豊富な写真、同時代を生きた人たちの証言、研究者たちによる一葉論等々、様々な角度から一葉にスポットをあてたまるごと一葉の一冊。なかなか面白かった。2016/04/09

kaoriction@感想は気まぐれに

11
井上ひさし作・こまつ座公演の戯曲『頭痛肩こり樋口一葉』を読みたいと思っているのだが、なかなかお目にかかれず、代わりにこの作品に出会った。その『頭痛肩こり樋口一葉』の脱稿直前に破棄された幻の生原稿上演プロットあり、秘蔵資料・写真ありとお得な一冊だった。井上氏がタイムスリップ?して一葉に行う架空インタビューが面白く、核心をついている。同じ作家だからこそのインタビュー内容。馬頭の鬼、獄卒の馬頭羅殺 というオチ…一読の価値はあり。こまつ座公演の写真や劇中歌などもあり、満足満足。余は満足じゃ。2013/05/16

mawaji

6
年末「大つごもり」の現代語訳を読んでから気になりだした樋口一葉、この一冊でとりあえず概要が掴めた感じがしました。上野の図書館で妹の邦子(くう)ちゃんと思しき人と語り合っていた一葉を見かけた薄田泣菫の一文がとても興味深く思いました。雅俗折衷体の一葉の文体に対する原子朗や井上ひさしの評論もとても説得力があって確かに声に出して読んだほうがより味わい深く感じられるかもしれません。頭痛肩こり樋口一葉、ますます舞台を見たくなってしまいましたがとりあえず今年は月に一編、一葉の作品を原書で読んでみることにしよう…と思う。2018/01/28

0
『樋口一葉に聞く』井上ひさしが馬頭羅刹の力を借りて樋口一葉の霊を呼び出し彼女にインタビューをするという、大変おかしなエッセイ。本人を目の前に作品のダメ出しをしたり、肩凝り持ちの一葉の肩を揉んであげたりします。井上さんの発想力とユーモアに脱帽。摩訶不思議で意味不明。読んでいて元気が出ました。2023/07/13

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