フロイト全集〈6〉1901‐06年―症例「ドーラ」・性理論三篇

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  • サイズ A5判/ページ数 400p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784000926669
  • NDC分類 146.1
  • Cコード C3311

目次

あるヒステリー分析の断片「ドーラ」(症状;第一の夢;第二の夢)
性理論のための三篇(性的異常;幼児性欲;思春期の形態変化)
論稿(一九〇一‐〇六年)(夢について;フロイトの精神分析の方法;ゲオルク・ビーデンカップ著『脳桿菌との闘い』についての論評 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

PukaPuka

3
フロイト5大症例の最初のドーラの中に転移の説明があり、教科書や事典で読むより、この分析過程をもとにした説明が腑に落ちた。性理論のための3編で、「能動的な目標倒錯はどんなものであっても、無意識において受動的な反対物をともなっている」というのは、倒錯を扱ったある映画を理解するのに役立った。フロイトは49歳で重要著作を量産しながら、50歳近くになると人間変わりようがないから精神分析も大して役立たない、と言っているのは面白い。この時期重要なのは、フロイトの生物学的基盤からの離陸で、失語症論から読む大事さがわかる。2016/04/01

Masakazu Shimamura

0
実の父親の浮気相手である女性の夫に恋をし、様々な症状を呈するドーラを精神分析を用いて治療する『症例「ドーラ」』。当時、性が厳格に守られていたウィーンの地で、人の性・性欲に深く切り込んでいった『性理論三篇』。私たちそれぞれの心の中には受け入れ難い心の真実というものがあり、それらを秘められたものとして堅持するため、時に私たちの心は病に伏す。しかし、心の真実は、『症例「ドーラ」』で語られるように、誰かへの恋心であったり、『性理論三篇』で論じられるようにセクシャルな想いであったり、何気なく些細なものでもある。2018/07/07

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