内容説明
一八七七(明治一〇)年の西南戦争終結後、議会開設の要求が強まり、自由民権運動が全国各地でまきおこった。そして一八八九(明治二二)年、大日本帝国憲法が発布され、翌一八九〇年には帝国議会が開かれる。国民国家と競争社会が確立した現代の原点ともいえる時代を、政府・民権派・民衆の三極対立という新しい視点で描きだす。
目次
第1章 自由民権運動と民衆
第2章 「憲法と議会」をめぐる攻防
第3章 自由主義経済と民衆の生活
第4章 内国植民地と「脱亜」への道
第5章 学校教育と家族
第6章 近代天皇制の成立
著者等紹介
牧原憲夫[マキハラノリオ]
1943年東京都に生まれる。1979年東京都立大学大学院博士課程単位取得退学。専攻は日本近代史。東京経済大学助教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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