出版社内容情報
的確かつ簡潔な叙述で定評のある通史に一〇年分を増補した最新版。民主党政権下で起きた東日本大震災から、安倍政権の復活と長期化、そしてコロナ危機に揺れる現在までの軌跡をたどる。それは、自民党「一強」と野党の弱体化が進み、政治的幻滅が拡大する時代であった。民主主義を衆参両院の全選挙結果も収めた必携の一冊。
内容説明
簡潔な叙述で定評のある通史に一〇年分を増補した最新版。この時期の日本は、民主党政権下での東日本大震災、安倍政権の復活と長期化、そして新型コロナウイルスによる危機を経験した。それは、自民党「一強」と野党の弱体化が進み、政治的幻滅が拡大する時代であった。衆参両院の全選挙結果も収めた必携の一冊。
目次
敗戦
占領と改革の開始
憲法改正
政党の復活
戦後最初の総選挙と第一次吉田内閣
社会党、第一党に
初の単独過半数政党
講和の前後
吉田対鳩山、左社対右社
保守一党優位体制の成立
日ソ国交回復、国連加盟
六〇年安保と政治の転回
経済政治の時代
社会党変貌の挫折
佐藤長期政権の始まり
沖縄、「本土並み」返還
「今太閤」と列島改造
「今太閤」の没落
首相の犯罪
伯仲の啓座億
「闇将軍」の支配
「総決算」路線の進展
自民党の世代交代
竹下派支配
「国際貢献」と選挙制度改革
「保守」政治の拡大
節目としての戦後五〇年
挫折する「改革」
一九九九年という転機
小泉ブームと構造改革
「9.11」以後
郵政民営化という争点
安倍・福田・麻生と「ねじれ国会」
「派遣村」からの問い
実現した政権交代
3.11の衝撃
政治刷新への幻滅
史上最長政権の構図
安全保障政策の転換
長期政権の終わり
著者等紹介
石川真澄[イシカワマスミ]
1933‐2004年。朝日新聞社政治部記者、同編集委員(政治担当)などを経て、新潟国際情報大学教授、桜美林大学教授を歴任
山口二郎[ヤマグチジロウ]
1958年生まれ。北海道大学法学部教授を経て、法政大学法学部教授。行政学・政治学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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