講談社現代新書<br> 地図から消される街―3.11後の「言ってはいけない真実」

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講談社現代新書
地図から消される街―3.11後の「言ってはいけない真実」

  • 青木 美希【著】
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  • サイズ 新書判/ページ数 288p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784062209960
  • NDC分類 543.5
  • Cコード C0295

出版社内容情報

3.11から丸7年。避難解除が進む福島第一原発近隣地域で進む恐るべき事態。事故から取材を続ける唯一の大手紙女性記者が見た現実3.11から丸7年。すっかり報道が少なくなる中、避難指示解除が進んだ福島第一原子力発電所近隣地域で進む恐るべき事態とは?
 現実を無視した「帰還」事業、弱き者への支援の打ち切り……メディアを通して見せかけの「復興」が叫ばれ、実際には、自治体の「町残し」ばかりが進み、人が消えていく実情。
 震災直後から足を運び、取材を続ける唯一の大手紙記者にして、新聞協会賞三度受賞の若手女性ジャーナリストが迫る、大メディアが報じない「不都合な真実」!

はじめに
第1章 「すまん」──原発事故のため見捨てた命
第2章 声を上げられない東電現地採用者
第3章 なぜ捨てるのか、除染の欺瞞
第4章 帰還政策は国防のため
第5章 官僚たちの告白
第6章 「避難者いじめ」の真相
第7章 捨てられた避難者たち
エピローグ──忘れないこと、見続けること


青木 美希[アオキ ミキ]
著・文・その他

内容説明

なぜ帰らないのか、何が起きているのか!消えた「仮のまち」構想が人々を分断した。3.11から丸7年。避難指示解除が進む福島第一原子力発電所近隣地域で起きる「恐るべき事態」。原子力村の元トップクラスが初めて明かす、再稼働と住民帰還を急ぐ先にある「核兵器」。数字上消えた万人単位の避難者は行き先を失い、全国各地をさまよっている。

目次

序章 「すまん」原発事故のため見捨てた命
第1章 声を上げられない東電現地採用者
第2章 なぜ捨てるのか、除染の欺瞞
第3章 帰還政策は国防のため
第4章 官僚たちの告白
第5章 「原発いじめ」の真相
第6章 捨てられた避難者たち
エピローグ

著者等紹介

青木美希[アオキミキ]
新聞記者。1997年、北海タイムス入社。北海タイムス休刊にともない、1998年9月に北海道新聞入社。旭川と札幌で勤務。札幌で警察担当のときに北海道警裏金問題(2003年11月から約1年のキャンペーン報道)を手がける。2010年9月、朝日新聞に入社し、東京本社社会部に所属。東日本大震災では翌日から現場で取材した。2011年9月に社会部から特別報道部へ。原発事故検証企画「プロメテウスの罠」などに参加。2013年、特別報道部の「手抜き除染」報道を手がける。取材班は新聞協会賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ちゃちゃ

128
避難指示の解除が進み、避難者数も大幅に減少した。福島の原発事故から8年、復興は進んでいるとメディアは報道する。だが、本当にそうなのか。著者は新聞記者という立場で、ずさんな原発政策の実態を炙り出し、怒りをもって「否」と訴える。実は、被災者、避難者の苦悩に満ちた声は、「復興、五輪、再稼働の御旗のもとに」かき消されているだけなのだと。政府や東電に「不都合な事実」は隠蔽され、大きく人生を狂わされた人々の姿は見えにくい。なぜ、日本は脱原発に向かわないのか。水面下に隠された「真実」を見抜く、私たちの目が問われている。2019/03/14

kinkin

110
2017年の避難者支援打ち切りで多くの避難者は数字的には減っているもののその実態は想像を超えるものだった。一方で住まいを追われ財産を失い荒れ放題の故郷に帰還が可能だということ。住民のことをまったく考えていない施策ということがわかった。2020年のオリンピックや外国人観光客の増加でおもてなしニッポンが国民に背を向けていることに憤る。来年は今度は消費税の増税だという。どこまで避難民、あるいは帰還された人々を痛めつけるのだろう・・・・・図書館本2018/10/15

きみたけ

90
著者は北海タイムス、北海道新聞、朝日新聞を歴任の青木美希さん。先日「いないことにされる私たち~」を読んで、貧困ジャーナリズム大賞等を受賞したこの本を知りました。原発事故から7年が経ち、メディアを通して見せかけの「復興」が叫ばれる中、「除染ならぬ移染」の状況や「原発いじめ」の実態を浮き彫りにしていきます。先日読んだ本もそうですが、国の政策に翻弄された避難者たちの葛藤ややるせなさが、読んでいてとても辛いです。2022/05/21

rico

85
ああ、やっぱりそうなんだ…。この国の為政者は何を守ろうとしているのだろう。国は、人々が幸せになるためにあるのではないか。ひとたび事故が起これば暮らしを根こそぎ壊してしまう、そんな危ういものに固執し覚悟も畏れもないまま、不都合な事実を「なかったこと」にするために腐心する国や電力会社。虚しくはないか。恥ずかしくないのか。彼らには、踏みにじられた人たちの声は聞こえない。でも、原発マネーに頼みの地方の状況に無関心で、挙げ句に避難してきた人を排除する都市生活者も同罪。やりきれない。この国に未来はないのかもしれない。2020/02/29

AICHAN

66
図書館本。“フクシマ”は収束なんかしていない。原発からは今になっても放射性物質が飛散し、怠慢除染や“移染”により多くの放射性物質が福島県に残り、また海に垂れ流されている。こんな大事故を起こしたにもかかわらず政府は原発推進。それは潜在的な核抑止力になるからだ。原発から出るプルトニウムが核爆弾に転用できるのだ。福島第一原発近くに住んでいた人々は流浪の民になり、精神疾患になる人も多く自殺者も出ている。政府も東電も彼らを見捨てようとしている…。新聞記者の著者がそれらの取材を行い、貴重な記録を残した。全国民必読!2020/01/16

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