講談社現代新書<br> アクティブラーニング―学校教育の理想と現実

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講談社現代新書
アクティブラーニング―学校教育の理想と現実

  • 小針 誠【著】
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  • 講談社(2018/03発売)
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  • サイズ 新書判/ページ数 272p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784062884716
  • NDC分類 375.1
  • Cコード C0237

出版社内容情報

新学習指導要領がもたらす未来は本当にバラ色なのか? 明治から平成に至る教育史を辿りながら、2020年実施の改革の問題を探る。2020年教育改革の先はバラ色の未来なのか?
学力は向上するのか? 学力格差はどうなるのか? 学校や教師の負担は? 新しい大学入試は?……

2020年教育改革の目玉であるアクティブラーニング=主体的・対話的で深い学び。
学校教育が変わる、子どもたちの学びが変わると期待や希望ばかりが語られるが、問題はないのか。
教師が知識を一方的に教える教育から、子どもたちが進んで学ぶ教育へ――。
明治以来の教育関係者の悲願は、大正時代の新教育、近年のゆとり教育をはじめ、どのように取り組まれ、どのように挫折してきたのか。
教室でほんとうにアクティブラーニングを実践できるのか。大学入試は適切に運用されるのか。そもそもよいことなのか。〈学び〉の近現代史を辿りながら、現在の教育改革の問題に迫る。

アクティブラーニングをめぐる五つの幻想
第一の「幻想」は、先行き不透明な未来社会を生きる子どもには、アクティブラーニングが必要で、これまでの教育では目標を達成できないだろうという前提です。
第二の「幻想」は、活動的な学び(アクティブラーニング)をおこなえば、子どもたちは主体的・能動的に学ぶ(アクティブラーニング)ことができるだろうという前提です。
第三の「幻想」は、学校でアクティブラーニングを経験すれば、知識や技能を活用できる新しい学力(思考力・判断力・表現力)、学ぶ意欲や「生きる力」が高まるだろうという前提です。
第四の「幻想」は、研修や指導を通じて教師自らが主体的に学ぶ機会を提供すれば、どの学校や学級でもアクティブラーニングが達成可能になるだろうという前提です。
第五の「幻想」は、以上の四点より、アクティブラーニングは好ましく、国の教育政策として導入されるべきだという前提です。――「はじめに」より

アクティブラーニング/主体的・対話的で深い学びとは何か
近代教育史の〈アクティブラーニング〉――大正新教育・戦時下新教育
戦後教育史の〈アクティブラーニング〉――戦後新教育・民間教育研究運動
平成教育史の〈アクティブラーニング〉――新しい学力観・総合的な学習の時間
未来のアクティブラーニングに向けて


小針 誠[コバリ マコト]
著・文・その他

内容説明

2020年教育改革の先はバラ色の未来なのか?学力は向上するのか?学力格差はどうなるのか?学校や教師の負担は?新しい大学入試は?“学び”の近現代史を辿り、教育改革を疑う。

目次

第1章 アクティブラーニング/主体的・対話的で深い学びとは何か(授業が変わる 学びが変わる;大学の授業改革―第一期 ほか)
第2章 近代教育史の“アクティブラーニング”―大正新教育・戦時下新教育(近代学校の矛盾と「教育改造」;成城小学校の自学自習―ドルトン・プラン ほか)
第3章 戦後教育史の“アクティブラーニング”―戦後新教育・民間教育研究運動(戦後教育改革;戦後新教育の展開―カリキュラムの自主編成 ほか)
第4章 平成教育史の“アクティブラーニング”―新しい学力観・総合的な学習の時間(平成教育史を描く;「ゆとり」の登場 ほか)
第5章 未来のアクティブラーニングに向けて(歴史から何を学ぶか;実践上の課題―教室で実践できるのか ほか)

著者等紹介

小針誠[コバリマコト]
1973年、福島県生まれ、栃木県育ち。慶應義塾大学文学部卒業、東京大学大学院教育学研究科博士課程修了。博士(教育学)。専門は教育社会学・教育社会史。同志社女子大学現代社会学部准教授などを経て、青山学院大学教育人間科学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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夜間飛行

98
アクティブラーニング実施率の高い国で数学リテラシーが低いという統計が出ているのに、経団連がアメリカ式の対話型授業を要請している所に日本の教育の歪みが感じられる。今や日本の企業は思考力に重きを置かず、内容は薄くても口だけは達者な人間に期待をかけているのだろうか。形だけで中身がないという批判に、新指導要領の「視点」や「深い学び」など抽象的かつ曖昧な言葉が応えられているか? 戦後の新教育はまだしも子供の目を社会に向けさせ、その矛盾に気づかせようとした。今の新教育は型に嵌まらない子供を排除しているとしか思えない。2018/06/24

佐島楓

68
公立の学校、特に初等・中等教育に限っていうと、教育格差は今後ますます進むのだろう。少人数教育など思い切った改革をしていかないと、このままでは(特に教員側が)立ち行かなくなる。アクティブラーニングも、一律に推奨されるべきものではなく、教科の内容によっては座学のほうが適しているものもあると思う。文科省は現場の声を聞くことこそが大事ではないのだろうか。2018/03/24

きいち

39
アクティブラーニングに対する正しい警鐘。必要性はある、でもじっさい、掛け声だけで十分に実施できるものじゃない。基礎学力の確保、意欲の調達、少数者への配慮と、資材的にもマンパワー的にも資源を投入してもらう必要がある(この本では触れられてるわけではないが、やれてるところはちゃんとサポートがある)。◇歴史をたどってくれたおかげで、日本にもちゃんとやれる伝統があるという自信と、資源投入がないと失敗するという限界の認識と、両方手にすることができる。教育現場に税金突っ込む合意形成のための武器になる一冊ではなかろうか。2018/05/13

zero1

24
受け身から主体的な学びに。 それがアクティブラーニング。 問題を生徒たちに与え、ひとりも取り残されないように。 全員が理解することを目標にした授業。 既に学習指導要領に書かれており、教師はこの授業をしなければならない。 しかし教員によっては理解不足になったり、多忙な教師は準備に時間が取れないこともある。 小学校では英語と道徳が教科として採用される。 物理的に無理がある。 より大切なのは親や地域がこうした取り組みを理解し、後押しすること。 教育を学校任せにしてはいけない。2018/10/16

カッパ

23
【794】私はアクティブラーニングは誰にしもできるものではないのかな?とずっと感じてました。 なぜならやる気にも差がある。さらに基礎知識にも差があるから。おそらく、私立の進学校だとそれなりの効果を叩き出すと思います。学ぶって本当に難しいですよね。教える側だけが焦っても仕方ない。生物として弱ってるようにさえ思うこともあります。自分も含めですが。2018/06/12

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