出版社内容情報
原始仏教の発生から大乗仏教へ
釈尊の教えの真実とは何か--真の仏教学が解明する。壮大な仏教思想の全貌バウッダ--サンスクリット語で「仏の教えを信奉する人」の意である。二千五百年におよぶ歴史の中で、誤解と偏見に満ちた教学により誤伝されてきた釈尊の思想の壮大な全貌と、初期仏教の発生から大乗仏教、密教へと展開する過程を、膨大な経典群から探究。単なる宗教の枠を超え、思想としての仏教の実像を鮮やかに描き出した、日本仏教学の達成。
原始経典アーガマ(阿含経典)に釈尊の真の教えをさぐり、その根底をなす苦、無常、無我、法、涅槃を考察、さらに釈迦入滅数百年後に登場する部派仏教や大乗仏教、そこに現れる仏・菩薩に、日本仏教の源流を見る。膨大な経典群に探究する釈迦の教え、仏教の歴史と哲学。思想としての仏教と、日本仏教の独自性を解明した真の意味の仏教入門書。
中村 元[ナカムラ ハジメ]
著・文・その他
三枝 充悳[サイグサ ミツヨシ]
著・文・その他
内容説明
バウッダ―サンスクリット語で「仏の教えを信奉する人」の意である。二千五百年におよぶ歴史の中で、誤解と偏見に満ちた教学により誤伝されてきた釈尊の思想の壮大な全貌と、初期仏教の発生から大乗仏教、密教へと展開する過程を、膨大な経典群から探究。単なる宗教の枠を超え、思想としての仏教の実像を鮮やかに描き出した、日本仏教学の達成。
目次
第1部 三宝―全仏教の基本(仏教徒の標識「三宝」;仏;法;僧)
第2部 阿含経典―釈尊の教え(阿含経とは何か;阿含経のテクスト;阿含経の思想)
第3部 大乗経典―諸仏・諸菩薩の教え(大乗仏教の成立;菩薩;大乗経論とその思想)
第4部 「宗教」と「哲学」の意義
第5部 経典読誦のすすめ(三帰依文;般若心経)
著者等紹介
中村元[ナカムラハジメ]
1912~1999。東京大学印度哲学梵文学科卒業。インド哲学者、仏教学者。東京大学名誉教授、日本学士院会員。専攻はインド哲学・仏教学。勲一等瑞宝章、文化勲章、紫綬褒章受章
三枝充悳[サイグサミツヨシ]
1923年生まれ。東京大学文学部哲学科卒業後、ミュンヘン大学に留学、Ph.D.を受ける。筑波大学教授、日本大学教授などを歴任。専攻は宗教哲学・仏教学・比較思想。文学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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