講談社学術文庫
「書」と漢字

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  • サイズ 文庫判/ページ数 286p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062920230
  • NDC分類 728.213
  • Cコード C0121

内容説明

「三経義疏」は聖徳太子の自筆か。正倉院に蔵された書のなりたちとは。空海の最高傑作「風信帖」の理念。天才児・小野道風の感性―漢字が日本に伝わり機能しはじめる飛鳥時代から、本格的に和様が完成される平安中期まで、書法にこめられた造形性とはどのようなものだったか。書道史上に残る逸品を解析しつつ、書と漢字の受容と展開をあとづける。

目次

第1章 聖徳太子は三経義疏を書きえたか―法華義疏
第2章 日本最古の碑の謎―宇治橋断碑
第3章 欧陽詢書法の展開―金剛場陀羅尼経
第4章 東大寺献物帳は語る―正倉院文書
第5章 空海の書法の意味―風信帖と金剛般若経開題
第6章 千変万化の筆脈―伊都内親王願文
第7章 天才児道風と和様―智証大師諡号勅書と玉泉帖

著者等紹介

魚住和晃[ウオズミカズアキ]
1946年生まれ。三重県出身。東京教育大学大学院修士課程修了。文学博士。神戸大学名誉教授。天津大学王学仲芸術研究所客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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