出版社内容情報
日常の出来事や風俗から日本文化をとらえる評論で知られる著者の代表的な随筆集。日本的なしぐさの数々から深い意味を洞察する。日常の出来事や風俗から日本文化をとらえる評論で知られる著者の真骨頂ともいえるエッセイ集。「ものまね」の芸に惹かれる心性、「しゃがむ」姿勢と文明との関係、指などによる身振り語ともいえるような身体化されたかたちや動作など、日本的なしぐさ、ことに「低さ」に通じるしぐさの数々から、深い意味を洞察する。(講談社学術文庫)
ものまね I
ものまね II
ものまね III
頑張る
あいづち
へだたり
低姿勢
寝ころぶ
握手
触れる
にらめっこ
はにかみ
笑い
微笑
作法 I
作法 II
いけばな
つながり
かたち
坐る I
坐る II
しゃがむ I
しゃがむ II
なじむ
七癖 I
七癖 II
腕・手・指
指切り
すり足 I
すり足 II
すり足 III
あてぶり
見たて I
見たて II
直立不動
表情
咳払い I
咳払い II
くしゃみ
あくび
泣く I
泣く II
むすぶ
解説対談 純粋溶解動物──加藤典洋と
多田 道太郎[タダ ミチタロウ]
著・文・その他
内容説明
ふとしたしぐさ、身振り、姿勢―これらは個人の心理の内奥をのぞかせるものであると同時に、一つの社会に共有され、伝承される、文化でもある。身体に深くしみついた、人間関係をととのえるための精神・身体的表現といえる。あいづち、しゃがむ、といった、日本人の日常のしぐさをとりあげ、その文化的な意味をさぐる「しぐさ研究」の先駆的著作。
目次
ものまね
頑張る
あいづち
へだたり
低姿勢
寝ころぶ
握手
触れる
にらめっこ
はにかみ〔ほか〕
著者等紹介
多田道太郎[タダミチタロウ]
1924(大正13)年京都生まれ。フランス文学者、評論家。京都大学文学部卒。京都大学名誉教授。明治学院大学、武庫川女子大学などでも教鞭をとった。ルソーやボードレールの研究のほか、日常の出来事や風俗から日本文化をとらえる評論で知られる。1999年『変身放火論』で伊藤整文学賞。2007年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おいしゃん
seri
ベルるるる
ポテンヒット
yo