講談社現代新書<br> 医療崩壊 真犯人は誰だ

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講談社現代新書
医療崩壊 真犯人は誰だ

  • 鈴木 亘【著】
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  • サイズ 新書判/ページ数 192p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784065264171
  • NDC分類 498.021
  • Cコード C0236

出版社内容情報

「世界に冠たる日本の医療」などと、医療提供体制の充実ぶりを誇っていた我が国が、なぜ、世界的には「さざ波」程度の感染者数増加で、このように簡単に医療崩壊を起こしたのか、その謎に迫る。
7人の容疑者(原因の仮説)を挙げて、一つ一つ謎解き仕立てで話を進める。現在、国民の間では、なぜ、こんなに簡単に医療崩壊が起きたのか、一部の医療機関が頑張る中で、まったく何もしていない医療機関があるのはなぜなのか、医師会や専門家会議はなぜ、緊急事態宣言で経済をストップすることばかり提言するのかなど、医療提供体制への不信感が渦巻いている。まずはそれらへの疑問に答えるのが本書の目的である。
また、今後もしばらくウィズコロナの時代が続くので、パンデミック時の医療崩壊を防ぐためにどんな手立てがあるのか、アフターコロナ時代の平常時の医療をどのように改革すべきかという点も議論、政策提言を行う。

内容説明

病床数は世界一の日本でコロナ病床が確保されていたのは全体のわずか4%!「世界有数の医療大国」が危機に陥ったのはなぜか?その謎に迫る!

目次

第1章 世界一の病床大国で起きた「医療崩壊」
第2章 容疑者1:少ない医療スタッフ
第3章 容疑者2:多過ぎる民間病院
第4章 容疑者3:小規模の病院
第5章 容疑者4:フル稼働できない大病院
第6章 容疑者5:病院間の不連携・非協力体制
第7章 容疑者6:「地域医療構想」の呪縛
第8章 容疑者7:政府のガバナンス不足
第9章 医療体制改革の好機を逃すな

著者等紹介

鈴木亘[スズキワタル]
1970年、兵庫県に生まれる。専門は医療経済学、社会保障論、福祉経済学。医療経済学会理事・事務局長。上智大学経済学部卒業後、日本銀行入行。大阪大学大学院にて経済学博士号取得。日本経済研究センター研究員などを経て、学習院大学経済学部教授。政府の行政改革推進会議構成員を務めているほか、これまでも国家戦略特区ワーキンググループ委員、規制改革会議専門委員などを務めた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ばたやん@かみがた

93
《コロナ禍で何が病床逼迫招いたか》欧米と比べると遥かに少ない患者数(人口辺りで米国の1/10を遥かに下回る) 、死者数(同1/100以下)であり、病床数でOECD平均の約3倍(人口辺り)だったにも関わらず、第4派で大阪、第5派で首都圏を中心に何故新型コロナで入院すべき人を受け入れられない等の惨状を招いたか?著者は「容疑者」とややドキツく感じられる表現を使いながら、7つの要因と考えられるモノをピックアップしてそれぞれを検証して行きます。(1/3)2022/01/09

西

15
診療報酬の改定だけで国が思うような医療に導いていくのは難しいなと思う。既得権益をもった人、団体が多すぎて、なかなか国家的な危機に対応できない。それぞれはそれぞれの立場をまず守ることに必死だから。どんな組織、システムもそうなんだろうけど、立ち上げる時にどれだけその後に起きることを想定して備えておけるかが大事だなと。今の日本の医療を最適化するにはいったんつぶすしかない感じに問題山積み2022/04/14

(ま)

2
有事に機能不全を起こし続ける張り子の虎 失政と既得権益とリーダー不在と・・・第6波でも改まらないんだろうな・・・2022/01/06

miu_miu

1
コロナでの医療崩壊の原因を分析しています。最大の原因は政府のガバナンス不足で、これは容易に想像がつきましたが、地域でも病院間の不連携・非協力体制が同様に大きな問題。尾身氏が理事長を務めていたJCHOのコロナ病床の少なさが指摘されていたように、大病院かフル稼働できないことも原因。これらすべて、危機を想定して具体的に準備していない、動かすような仕組みが構築されていない、ということです。現場頼みの会社と同じです。ゴマすりと保身の互助会で経営陣が決まる日本のガバナンスの問題そのものですね。2022/11/29

aki

1
「真犯人は誰だ」って政治家と厚労省でしょ。結論はわかっているが、それなりにおもしろく読めた。コロナ以前と以後は、まったく局面が変わった。以前に立てた政策を後生大事に守っていては、これから来る「一大事」についていけんぜ。国民が、さらに犠牲になるだけ。たとえば自衛隊病院の削減が計画通り進められようとしているが、危機のとき、最も頼りになるのは自衛隊でしょ。自衛隊病院を削減したら、どうなるか火を見るより明らかなのに、なんで削減するかね。アホな政府を持った国民に未来はない、ということが痛感できる本。2022/02/09

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