出版社内容情報
与謝野晶子は中年期から、なぜ憑かれたように温泉に出かけたのか、そのなぞに迫りながら、訪れた温泉や宿の魅力やたたずまいを紹介する。また、多くの難題を背負いながらも凛とした晶子の生きざまを描く。
内容説明
情熱の歌人、与謝野晶子が愛した温泉を案内。近代日本を代表する女流歌人、与謝野晶子は大の温泉ファンでした。晶子が訪ねた全国の名湯、秘湯とその宿、温泉をとりまく美しい景観の魅力をあますところなく再現します。
目次
1章 与謝野晶子との出会い
2章 九州からはじまる温泉の旅
3章 上州の温泉へ
4章 長野・北信濃の温泉
5章 佐渡、越後と東北の温泉をめぐる旅
6章 箱根、湯河原の温泉
7章 全国の温泉へ最多の旅の五十三歳
8章 鉄幹亡き後、伊豆、熱海温泉へ
与謝野晶子が訪れた温泉一覧
著者等紹介
杉山由美子[スギヤマユミコ]
静岡県出身。早稲田大学卒業後、出版社に勤務して婦人誌の編集に携わる。その後、フリーランスのライターになり、子育てや教育、働く女性や中高年の生き方をテーマに、取材、執筆活動をおこなう。40代から好んで温泉に出かけるようになり、多くの温泉地で与謝野晶子のあしあとを知って共感。また、晶子の生き方にも強い関心をもち、『与謝野晶子 温泉と歌の旅』を上梓(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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