新潮文庫
片腕をなくした男〈上〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 335p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784102165607
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

モスクワの英国大使館内で男の遺体が発見された。顔面は後頭部からの銃弾で消失、右手の指紋も消されていた。そのうえ、左腕までもがない。ロシアへと飛んだチャーリー・マフィンは現地当局と捜査を開始するが、ロシア側はギャング間の抗争だとして事件を早々に終結させようとする。そんななか、大使館内で盗聴器が見つかった。もしや、二重スパイなのか?大好評シリーズ、完全復活。

著者等紹介

フリーマントル,ブライアン[フリーマントル,ブライアン][Freemantle,Brian]
1936年英サウサンプトン生れ。17歳でロンドンの新聞界に入り、国際関係の記事を専門とするジャーナリストとして活躍。『デイリー・メイル』紙の外報部長を務めた後、小説家デビュー。『消されかけた男』をはじめとする英国情報部員チャーリー・マフィンのシリーズで知られる。さらに米露捜査官コンビ、カウリー&ダニーロフ・シリーズやプロファイリング・シリーズなど作風は幅広い

戸田裕之[トダヒロユキ]
1954年島根県生れ。早稲田大学卒業後、編集者を経て翻訳家に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

佐々陽太朗(K.Tsubota)

28
久しぶりのチャーリー・マフィン・シリーズ。やっぱりイイ。「ハッシュパピーが新品で、まだ足に馴染んでいなかった」とか、「両足は依然として間断なくうづき続けていて、何かを見落としているのではないかという懸念から解放してくれなかった」などという記述を読むと、もう、うれしくて、うれしくて・・・2012/05/27

ぽてちゅう

18
このシリーズの旨味を知る人が少ないのだろう、キレイな図書館本だ。読み始めるまでに長い時を要した。追跡者(読欲)を、読んでは躱すという尾行回避行動を繰り返し、完全に巻いたと確信に近いものを感じ、ようやく手が届いたその時、別の追跡者に目を奪われ、いとも簡単に返却してしまう。何度目だ!だが、時を経てもどうしても忘れられない人、それがこのシリーズの主人公チャーリー・マフィンなのだ。シリーズ第1作を高校時代に読んで以来の腐れ縁。新品のハッシュパピーに左足が馴染む間もなく始まった、シリーズ第14作。完結まで追跡する。2022/08/07

bapaksejahtera

13
チャーリーマフィンシリーズで邦訳のあるものは第12作を除き全部読んだつもりだが、第14作である本作を含むこれからの3作が三部作となって終了するという。ソ連崩壊後は第13作で共産党の復活の企みを砕いたが、今回実名登場のプーチン時代を控えまだ書ける物と考えたのだろうか。本作はなんと在露英国大使館で残酷な拷問殺人遺体が発見され、この解明にマフィンが派遣される。同時に当の英国大使館で盗聴機器が発見され情報が筒抜けとなっていたことが発覚、さらにチャーリーの娘とその母元KGBのナターリャが絡んで大忙しとなるの巻である2021/12/02

tom

12
妙にタラタラと物語は進行する。このシリーズの初期のころの切れ味の良さは消失し、何が起きているのかも、はっきりしない。ナタリーとの関係も実りなさそう。とりあえず、疲れる。2015/12/05

わたなべよしお

7
 「魂をなくした男」が出たので、再読。なんたって三部作ですから。さすがに5年前じゃあ、鮮明には覚えていないもんね。  読んでみたら結構、覚えているんだけど、やっぱり面白い。さすがフリーマントル。2014/12/07

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