出版社内容情報
天下統一という大事業のなかで表舞台から消えていった武将たちに光を当て、ときに苛烈に粛清や誅殺、追放等を行った信長の戦略に迫る
内容説明
信長は天下統一の過程で多くの配下の者を粛清した。反逆が疑われる者は無論のこと、抜擢に応えられなかった者も容赦なく切り捨てた。なぜ信長は周囲の理解を超えた過酷な処分を行ったのか。一方、趨勢が明らかにもかかわらず、結果的に少なくない数の武将が反旗を翻したのはなぜなのか。着々と進む天下統一の裏で続いていた信長と家臣、そして恭順した大名たちとの駆け引き。その生々しい局面から、信長の戦略と素顔に迫る。
目次
第1部 挫折(元亀争乱の中に消えた部将たち;越前の争乱の中で;抜擢に応えられなかった者たち)
第2部 粛清(伊勢における粛清;近江における粛清;天正八年の老臣追放;北陸国衆の粛清)
第3部 反逆(反逆の中での尾張統一;将軍との対立の中で;水野信元と松平信康の切腹;信長を見限った外様大名;反逆による信長の最期;反逆されやすかった信長)
著者等紹介
谷口克広[タニグチカツヒロ]
1943年(昭和18年)、北海道室蘭市に生まれる。横浜国立大学教育学部卒業、戦国史研究家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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