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恐竜はなぜ鳥に進化したのか―絶滅も進化も酸素濃度が決めた

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  • サイズ B6判/ページ数 365p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163699608
  • NDC分類 467.5
  • Cコード C0098

内容説明

私たちは、現在の酸素濃度が不変であると思いなしがちだ。しかし、地球が誕生して以来、酸素濃度が一定であったことはなかった。高酸素の時代に爆発的に繁栄した動物も、低酸素の時代に一匹残らず消えていく。こうして生物は進化と絶滅をくりかえしながら、いまの人類へつながっていく―。くりかえされた生物の進化爆発と絶滅を一望にする6億年の酸素濃度グラフ―ゲオカーブサーフですべてが解き明かされる。

目次

第1章 哺乳類の呼吸とボディ・プラン
第2章 地質年代における酸素濃度の変化
第3章 カンブリア紀大爆発はなぜ起こったのか
第4章 オルドビス紀―カンブリア紀爆発の第二幕
第5章 シルル紀=デボン紀―酸素量の急上昇が陸上進出を可能にした
第6章 石炭紀=ペルム紀初期―高酸素濃度・火事・巨大生物
第7章 ペルム紀絶滅と内温性の進化
第8章 三畳紀爆発
第9章 ジュラ紀―低酸素世界における恐竜の覇権
第10章 白亜紀絶滅と大型哺乳類の台頭
第11章 酸素の未来を危ぶむべきか?

著者等紹介

ウォード,ピーター・D.[ウォード,ピーターD.][Ward,Peter Douglas]
アメリカ・ワシントン大学の古生物学、地球・宇宙科学教授。恐竜が滅んだ白亜紀=第三紀(K/T)境界絶滅など、地質年代における生物の絶滅を専門としており、多くのポピュラーサイエンス番組でもコメントをしている

垂水雄二[タルミユウジ]
1942年大阪府生まれ。京都大学大学院理学研究科博士課程修了。出版社勤務を経て1999年よりフリージャーナリスト(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

GASHOW

5
生物の進化と地球上の酸素の関係について解説している本はあまりみかけたことがなく、新鮮だった。酸素の濃度が進化のトリガーとなっている。現在の地球の酸素濃度は21%と比較的に高い。恐竜が活躍している時代は、12%くらいと低く。海抜0メートルが高山のような状況で、恐竜がはーはー言っていたという。その後、恐竜絶滅後に35%の濃度になると、トンボがカモメサイズになっている。酸素濃度が高くなると昆虫の呼吸システムでも大型化が可能になるので、地球が昆虫に完全支配されてしまう恐れもある。酸素は絶滅にも関連している。2015/03/06

sekaisi

3
酸素が増えたり減ったり大陸がくっついたり離れたりで何がなんやら。2019/04/07

Kazuyuki Koishikawa

3
書名の邦訳がミスリーディングだ。副題が一応それっぽいが。内容は題名から予想するのと違っていたが、酸素濃度と呼吸機関の発達と進化の関係の話は面白かった。 それはそれとして恐竜と鳥の話の書籍ないだろうか。2019/01/02

メルセ・ひすい

2
9-64 10-02 赤70 地球温暖化 人為説 科学者の一人。 仮説の段階の 紀 が多くまだまだ研究が必要。 化石が生成されるプロセスは確率が気が遠くなるほど極小。人類が絶滅するまでに解明は不能だろう。地球が誕生して以来、酸素濃度が一定であったことはなかった。高酸素の時代に爆発的に繁栄した動物も、低酸素の時代に一匹残らず消えていく。生命6億年の一大盛衰史を酸素濃度の変動から解き明かす、新しい進化仮説の誕生!2009/04/27

冬樹

1
酸素濃度と進化の話。/邦題ちょっとよくないかも。内容はとても面白いのに、タイトルにあるとおり恐竜と鳥類の話だけ求めてきた人には肩透かしかもしれない。2021/11/27

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