出版社内容情報
万葉集の読み方に根源的な疑義を呈す問題の書。音韻・文法・語彙・文字その他、微細な事柄から巨大なモノを補足する醍醐味溢れる新研究。
内容説明
万葉集の読み方に根源的な疑義を呈する問題の書。音韻・文法・語彙・文字その他、微細な事柄から巨大なモノを捕捉する醍醐味溢れる新研究。
目次
“被枕詞”考
孤字と孤語―萬葉集本文批評の一視点
孤立する訓仮名―憶良「老身重病」歌の「裳」
人麻呂の文字法―みやまもさやにまがへども
鶴・西宮の法則の剰余―大宮仕へ安礼衝くや
人麻呂歌集七夕歌読解法
格助詞の射程―のち見むと君が結べる
助字から見た萬葉歌―満ち缺けすれそ人の常なき
格支配から読む人麻呂歌集旋頭歌―手力つとめ織れるころもぞ
“月夜の逢会・雨夜の禁忌”考
歌語さまざま
著者等紹介
工藤力男[クドウリキオ]
1938年10月秋田市生れ。金沢大学法文学部、京都大学大学院文学研究科修士課程に学ぶ。愛知県立・大阪府立の高等学校教諭、広島女子大学文学部助教授、岐阜大学教育学部教授を経て、1993年4月から成城大学文芸学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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