出版社内容情報
「自分のことをもっと知りたい」「自分の心の健康を保ちたい」「自信がなく人づき合いも苦手」そんな声に応える新しいテキスト。心理学専攻ではない学生を対象とした講義から生まれた、すべての青年に向けたわかりやすい一冊。大学生や成人を対象とした心理臨床に携わる面々が執筆し、実際の現場で研鑽を積むことで得られた、適応的に生きていくために必要なことを紹介。さらに、様々な心理学的知見と、それを自身の日常に役立てていくための手がかりを提供する。
はしがき
第?部 自己の探求
第1章 自己とは何か:自己概念[前田綾子]
1.自己とは何か
2.自己概念
3.セルフスキーマ
4.自己概念・セルフスキーマの機能
5.自己概念の形成と他者との関わり
6.自己概念と体験
第2章 自己の適切な評価とは:自己評価・自尊感情[前田綾子]
1.自己評価
2.自己評価維持モデル
3.自尊感情
第3章 自己とパーソナリティ[廣田靖子]
1.パーソナリティ(性格)とは
2.自分のパーソナリティを知ろう:エゴグラム
3.パーソナリティの捉え方:パーソナリティ理論
4.パーソナリティはどう決まる?:パーソナリティ発達に関連する要因
第4章 ライフサイクルから捉える自己:今までの自己,未来の自己,キャリアを考える[廣田靖子]
1.ライフサイクルと生涯発達
2.生涯発達における発達理論
3.キャリアについて
第?部 自己と適応
第5章 ストレスと心の病:ストレス理論,ストレスコーピング,ストレスに関連する心の病[矢澤美香子]
1.ストレスとは
2.ストレスコーピング
3.ストレスに関連する心の病
第6章 不 安[金築優]
1.不安とは
2.様々な不安症
3.不安に関する研究の変遷
4.さいごに
第7章 抑うつ[金築優]
1.抑うつとは
2.抑うつの生物学的側面
3.抑うつの心理学的側面
4.抑うつの社会学的側面
5.さいごに
第8章 眠りと心身の健康[金築智美]
1.眠りと生理的反応
2.眠りにみられる異常
3.睡眠を調えていくために
第?部 自己を支えるリソースを育む
第9章 コミュニケーションスキルを学ぶ[林潤一郎]
1.コミュニケーションについて学ぶ意義
2.コミュニケーションとは
3.よい聴き手になるための前提となる心構え
4.コミュニケーションスキルのレパートリー
5.さいごに
第10章 考え方の癖を知る:認知行動療法[金築智美]
1.悩みが生じるのには理由がある!?
2.認知行動療法とは
3.認知行動療法における3つの認知的アプローチ
4.認知行動療法の新しい流れ:マインドフルネス
第11章 心を筆記する[金築智美]
1.心の扉を開く:自己開示とは
2.自己開示が対人関係に果たす役割
3.自己開示と心身の健康
4.心を筆記する方法:筆記開示法,ロールレタリング
第12章 アサーション力を高める[矢澤美香子]
1.アサーションとは
2.問題解決のステップ
3.問題解決にアサーションを活かす
第13章 リラクセーションスキルを獲得する:呼吸法,漸進的筋弛緩法[林潤一郎]
1.リラクセーションを学ぶ意義
2.ストレス反応としての緊張(覚醒)とリラクセーションの関係
3.リラクセーションスキルの代表例とそれぞれの着眼点
4.呼吸法
5.漸進的筋弛緩法
6.さいごに
引用文献
索 引
金築 智美[カネツキ トモミ]
編集
内容説明
人の心理について理解したい!自分のことをもっと知りたい!心理学を学んだことがない人でも読み進められる新しいテキスト。
目次
第1部 自己の探求(自己とは何か:自己概念;自己の適切な評価とは:自己評価・自尊感情;自己とパーソナリティ;ライフサイクルから捉える自己:今までの自己、未来の自己、キャリアを考える)
第2部 自己と適応(ストレスと心の病:ストレス理論、ストレスコーピング、ストレスに関連する心の病;不安;抑うつ;眠りと心身の健康)
第3部 自己を支えるリソースを育む(コミュニケーションスキルを学ぶ;考え方の癖を知る:認知行動療法;心を筆記する;アサーション力を高める;リラクセーションスキルを獲得する:呼吸法、漸進的筋弛緩法)
著者等紹介
金築智美[カネツキトモミ]
東京電機大学工学部人間科学系列准教授。早稲田大学大学院人間科学研究科健康科学専攻博士課程単位取得後退学。博士(人間科学)。専門領域は臨床心理学(認知行動療法)、学生相談(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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