女たちの精神史―明治から昭和の時代

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  • サイズ B6判/ページ数 256p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784393313022
  • NDC分類 367.21
  • Cコード C0010

出版社内容情報

この国の女たちは近代をどう生きてきたのか。阿久悠・向田邦子などの作品を題材に、たおやかに力強く今を生きる女たちの姿を描く。「上代、女性は太陽であった」とは、平塚らいてうの名言である。だが、はたしてこの国の女性たちは、とりわけ近代という時代をどのように生きてきたのか。本書は、その女たちのありようを、阿久悠や向田邦子などの作品を題材に、生き生きとたおやかに力強く描く、出色の論考。今を生きる女たちの姿とは。

伊藤 由希子[イトウユキコ]
著・文・その他

内容説明

この国の女性たちは、近代という時代をどう生き抜いてきたのか。阿久悠、向田邦子などの作品を題材に、たおやかに力強く今を生きる女性たちのありようを生き生きと描く、出色の論考。

目次

第1章 男の流儀・女の流儀―阿久悠が描いた男と女(現実にはいない男と女―「時代の飢餓感」を歌う;「やせがまん」―男の流儀1 ほか)
第2章 隠された畏れ―向田邦子と女という「阿修羅」(「女を信じてない」;「阿弥陀如来」「調教師」としての女 ほか)
第3章 女性の人生の終いかた―『楢山節考』おりんの死と生(月の光と姨捨の影;おりんはなぜ歯を折るのか ほか)
第4章 “良妻賢母”という近代―下田歌子がめざした女性像(“良妻賢母”のアンビヴァレントな可能性;「欧化主義」「国粋保存」への反省と「温故知新」 ほか)
第5章 「仕合わせ」と「幸せ」の生―中島みゆき『糸』
と西原理恵子『ものがたり ゆんぼくん』(「仕合わせ」と「幸せ」;「ひとりで幸福になろうとしても、それは無理よ」 ほか)

著者等紹介

伊藤由希子[イトウユキコ]
1975年、神奈川県生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(文学)。東京大学死生学・応用倫理センター特任研究員などを経て、現在、鎌倉女子大学専任講師。専攻は、倫理学・日本思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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袖崎いたる

4
女について。歌謡曲、とくに阿久悠の戦略ないし哲学を参照しながら女と女性との区別を照明してくれたのはありがたい。これが白眉かもしれん。歌謡曲や演歌が御しやすい女・男にとって都合のいい女を描いてきたことへのアンチテーゼとして女性を打ち出すのよ。この女性ってのは男のまなざしとは関係なく独立独歩するってな意味合いでもありながら、それを聖餐としていつまでも食らいつこうとする男たちの姿をも浮かび上がらせたりするのがおかしい。男は弱い。女を女性化させたくないし、見たくもない。だけどそんなのとは無関連に女は女性になる。2021/04/13

Masako3

0
★★★ 倫理学/思想史の学者による著作。近代の女性の思想を流行歌、小説、漫画などから読み解く。背景に歴史、文字、文学に対する深い洞察があり、決して浅い考察ではない。そして、確かになんとなく感じていたものを見事に言挙げしてくれている。向田邦子の描く女は、楢山節考のおりんよりも、ある意味怖い。2018/11/15

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