内容説明
子どもたちの心の揺れや苦悩に寄り添っていますか?あせらず、あきらめず、ゆっくり、ていねいに。
目次
序章 「共感」とは何か(二つの手紙;子どもが直面している現実 ほか)
第1章 子どもの苦悩や喜びに共感する力(子どもの心を知る;子どもの心に届く対話)
第2章 「共感」が育てる子どもの自立(子どもの心と親の心の揺れ;仲間の「共感」に支えられて ほか)
第3章 「共感」を励ましでつくる子どもの世界(「夢のある世界」を共感と励ましで;あせらず・あきらめず・ゆっくりと ほか)
最終章 子育てのネットワークで子ども時代の応援を
著者等紹介
大和久勝[オオワクマサル]
1945年東京に生まれる。1968年早稲田大学教育学部卒業。元東京都小学校教諭。現在、大学講師。全国生活指導協議会常任委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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しのっこ
1
子供に共感することの重要性を語る本。本人から直接聞くだけでなく、日記や作文、詩などを継続的に見ることで子供の心の状態の変化を感じ取る。全般的に子供への愛情に溢れていて、どんな問題行動でも何かしら理由があり、悪い気持ちでやっていることはない、というスタンス。例えば不登校などでもすぐに解決しようとするのではなく、家庭に行き対話をし、最数時間だけ登校してもらい、居場所を作ってあげて、登校時間を増やして、のように時間をかけて解決していく必要があるのだと感じた。2019/11/30
ちゃあ
1
教育者・親など 子どもと関わる人に読んでほしい本。また、大人にわかってもらえないと思っている子どもにも読んでほしい本。2011/06/20
jotadanobu
0
中田くんのエピソードに涙が止まらなかった。困った子は困っている子。。わかってはいるが、本当の意味でわかっているのか。そして心からそうした子ども観で一人一人とかかわっているのか。今目の前の子どもたち、そしてこれから先出会う子どもたちに想いを馳せ、常に自分に問い続けていこう。2017/12/26