内容説明
「福祉」の概念は、高齢者・障がい者を特別扱いするのではなく、すべての人々に対する幸福追求の試みであり、その状況を作り上げるために取り組むことを指す。本書では、様々な交通モードや全国各都市・地域で、バリアフリー、ユニバーサルデザイン等のハード対応が急ピッチで進められる中、「福祉」を「観光」との接点から捉えて、多様な取り組みの現状を紹介、これからの課題を提起する。
目次
福祉と観光
旅行会社の取り組み
空港の福祉的対応
航空会社の福祉的対応
陸上交通の福祉的対応
宿泊施設の取り組み
福祉的対応を考えた観光まちづくり
サービス介助士の実践
身体障がい者補助犬の対応―身体障がい者補助犬を理解する
障がい者とアートの可能性―観光へのまなざし
ホスピタリティを学ぶ対象としての福祉
福祉的対応の今後の展開
著者等紹介
島川崇[シマカワタカシ]
東洋大学国際観光学部教授。1970年愛媛県生まれ。国際基督教大学卒業、ロンドンメトロポリタン大学院MBA(Tourism&Hospitality)修了、東京工業大学情報理工学研究科情報環境学専攻博士後期課程満期退学。日本航空株式会社、財団法人松下政経塾、株式会社日本総合研究所、東北福祉大学を経て、東洋大学着任。サービス介助士、総合旅行業務取扱管理者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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