ちくま学芸文庫<br> 戦争の技術

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ちくま学芸文庫
戦争の技術

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  • サイズ 文庫判/ページ数 309p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784480094773
  • NDC分類 391.1
  • Cコード C0131

出版社内容情報

出版するや否や各国語に翻訳された最強にして安全な軍隊の作り方。この理念により創設された新生フィレンツェ軍は一五〇九年、ピサを奪回する。

内容説明

『君主論』でカリスマ権力者による政治主導を訴え、『ディスコルシ』で市民に国を守る自覚をうながしたマキァヴェッリは、本書で、強く、かつコントロールしやすい軍隊の作り方を説く。群雄割拠の時代、他国との戦いを勝ち抜かなければならないのはもちろんだが、同時に司令官たちの台頭も警戒しなければならない。軍制改革の特命を帯びた彼は、厳しい訓練によって兵士を鍛えるとともに、クーデターを未然に防ぎ、不満分子を矯正するための管理体制を構築する。マキァヴェッリ政治思想を理解する上で欠くことのできない一冊。ボリンギエーリ版、ナツィオナーレ版に依った改訳決定版。

著者等紹介

マキァヴェッリ,ニッコロ[マキァヴェッリ,ニッコロ][Machiavelli,Niccol`o]
1469‐1527年。フィレンツェ共和国が生んだ偉大な政治思想家。その哲学は『君主論』、『ディスコルシ―「ローマ史」論』、『戦争の技術』の、いわゆる「マキァヴェッリ政治思想三部作」に余すところなく記されている

服部文彦[ハットリフミヒコ]
1957年名古屋市生まれ。1985年東京外国語大学大学院地域研究研究科地域研究専攻ヨーロッパ地域コース修了。現在大同大学教授。専門は思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬弐仟縁

9
1520年の作(解説298ページ)。日本では足利氏の治世。マンパワーで集団と集団で戦っていた時代。現代はレーザーをあてられたとか、見えないところで発射されてどこを通ったかは後からしかわからない兵器。この中世での戦い方の方が、目に見えるものの、情報が正しく伝わらなかった可能性もある。どの時代の戦争も、結局、勝敗はつくかもしれないが、不毛で徒労に終わると思える。現代は勝敗はつかない。総崩れ。戦後の想像力の欠如がまずい。体系図が7枚説明される。21世紀の今、最高権力者が隊形最後列で鎮座するもそんな時代ではない。2013/02/19

ラウリスタ~

8
マキャヴェッリで、しかも『戦争の技術』ときたら絶対面白いだろう、と思ったらそうでもなかった。大砲時代にもかかわらず、古代ローマの戦闘方法を至高のモデルとしているし、実践的な戦争論としても疑問符。そして、その戦争の技術がより発展した話題に広がる気配がなく、マキャヴェッリの著作である必要が感じられない、言うならば、500年前の凡庸な戦争理論書。うーん、ミスったな。2014/08/07

シンドバッド

1
研究者ではない私としては、マキャヴェッリが読みやすくなって、大変嬉しいの一言。それと読書メーターの会員の裾野の広さを感じる。それは、マキャヴェッリ全集を読まれた方もいらっしゃるからです。 本書の帯にある「組織を意のままに操る術」はちょっと違う。 古典を読むという、読み手の姿勢が求められる一冊と考える。2013/02/13

ぐりにゃる

1
とりあえず読み終わった本。戦争論や君主論を読んだときも思ったことだけれども、この時代の背景に対する知識が浅いから読み進めにくいんだろうなあと勉強不足を覚える。ぐぬぬ。とりあえずもう少しバックボーンを埋めて、もう一回読み進めたい。戦史・戦争関連の本は全てそうだけれども、これだけ読んでやれどうのと語れるような本ではない。2013/01/26

roughfractus02

0
国家や戦争は過去に遡り未来を予測すれば捉えうるものではない。不透明な未来に向かう軍隊の成功は、管理と制御の不可能性をいかに減ずるかにかかっている。外交に手慣れた著者ゆえに、常に未知の他者に向かい、現実という多様性の力量(virtu)を制御可能にまで高める努力を続けたのだろう。彼は、その多様性を捉え切れず、試行錯誤によって綴られた言葉のみを読者に差し出す。彼の意見で組織されたフィレンツェ軍がピサ奪還を果たしたのはあくまで結果だ。結果からしか辿れない歴史で捉えれば、彼が対峙した多様性の力量は消えうせる。2017/02/10

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