出版社内容情報
出版するや否や各国語に翻訳された最強にして安全な軍隊の作り方。この理念により創設された新生フィレンツェ軍は一五〇九年、ピサを奪回する。
内容説明
『君主論』でカリスマ権力者による政治主導を訴え、『ディスコルシ』で市民に国を守る自覚をうながしたマキァヴェッリは、本書で、強く、かつコントロールしやすい軍隊の作り方を説く。群雄割拠の時代、他国との戦いを勝ち抜かなければならないのはもちろんだが、同時に司令官たちの台頭も警戒しなければならない。軍制改革の特命を帯びた彼は、厳しい訓練によって兵士を鍛えるとともに、クーデターを未然に防ぎ、不満分子を矯正するための管理体制を構築する。マキァヴェッリ政治思想を理解する上で欠くことのできない一冊。ボリンギエーリ版、ナツィオナーレ版に依った改訳決定版。
著者等紹介
マキァヴェッリ,ニッコロ[マキァヴェッリ,ニッコロ][Machiavelli,Niccol`o]
1469‐1527年。フィレンツェ共和国が生んだ偉大な政治思想家。その哲学は『君主論』、『ディスコルシ―「ローマ史」論』、『戦争の技術』の、いわゆる「マキァヴェッリ政治思想三部作」に余すところなく記されている
服部文彦[ハットリフミヒコ]
1957年名古屋市生まれ。1985年東京外国語大学大学院地域研究研究科地域研究専攻ヨーロッパ地域コース修了。現在大同大学教授。専門は思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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壱萬弐仟縁
ラウリスタ~
シンドバッド
ぐりにゃる
roughfractus02