ちくま学芸文庫
解釈としての社会批判

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  • サイズ 文庫判/ページ数 248p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480096395
  • NDC分類 361.1
  • Cコード C0131

出版社内容情報

社会の不正を糺すのに、普遍的な道徳を振りかざすだけでは有効でない。暮らしに根ざしながら同時にラディカルな批判が必要だ。その可能性を探究する。

内容説明

マルクスやサルトル、さらにはロールズ、ハーバーマスらの議論の限界をつきつつ、ジョン・ロックや旧約聖書の預言者の実践を読みなおすことで、「社会とつながったラディカルな批判」の可能性を探究する試み。道徳経験が日々の解釈を通じてこそ豊かな内実を得る道筋を、現代アメリカを代表する政治哲学者が鮮やかに浮き彫りにする。

目次

第1章 道徳哲学の三つの道
第2章 社会批判の実践
第3章 社会批判者としての預言者

著者等紹介

ウォルツァー,マイケル[ウォルツァー,マイケル] [Walzer,Michael]
1935年生。アメリカの政治哲学者・批評家。ブランダイス大学卒業後、ハーヴァード大学にて博士号取得。現在、プリンストン高等研究所名誉教授。雑誌『ディセント』『ニューリパブリック』の編集に携わるほか、「アメリカ・ユダヤ人会議」のメンバーを務めるなど、精力的な社会批判を実践(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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壱萬弐仟縁

15
1987年初出。96年邦訳初出。直観とは、目の見えない人が住み慣れた家におかれた家具について行なうような説明のようなもの(036頁)。社会批判は、大きな活動の副産物、とくに重要度の高いもののひとつとして理解(071頁)。発見(神の啓示により神から道徳の律法を発見するか、自然本性に関する客観的道徳的真理の存在を告げる)、発明(設計図がない条件で存在しているかのように道徳世界を設計)、解釈(発見と発明が外的普遍的基準を見つける希望を抱き、逃亡する努力や、 2014/12/10

ラウリスタ~

6
訳者解題が飲み会の席でのおっさんの与太話みたいな口調。2014/11/14

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