ちくま学芸文庫<br> 中国古典小説史―漢初から清末にいたる小説概念の変遷

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ちくま学芸文庫
中国古典小説史―漢初から清末にいたる小説概念の変遷

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  • サイズ 文庫判/ページ数 304p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480512369
  • NDC分類 923
  • Cコード C0198

出版社内容情報

中国において《小説》はいかに芽生え、発展していったのか。講唱文芸と小説の関係など、独自の視点によって漢初から清末までの歴史を概観する。



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古代中国において「つまらぬ言説」を意味した《小説》。それが歴史のなかでいかに変貌を遂げていったかを、漢初から清末まで各時代を代表する作品を取り上げながら追っていく。小説の起源における語部と道家との関係、怪異な事件を記録する「志怪」からフィクションとしての性格を持つ「伝奇」が生まれたこと、そこにおいて僧侶が果たした役割、そして明末の長篇伝奇小説が黄色小説へと移行し、それが清初の才子佳人小説を育んでいったこと……。著者独自の視点と15のテーマを通し、中国古典小説の特色を浮かび上がらせる。

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15のテーマで読み解く

『荘子』から『水滸伝』『紅楼夢』まで、独特の展開を遂げた歴史を知るための概説書

内容説明

古代中国において「つまらぬ言説」を意味した“小説”。それが歴史のなかでいかに変貌を遂げていったかを、漢初から清末まで各時代を代表する作品を取り上げながら追っていく。小説の起源における語部と道家との関係、怪異な事件を記録する「志怪」からフィクションとしての性格を持つ「伝奇」が生まれたこと、そこにおいて僧侶が果たした役割、そして明末の長篇伝奇小説が黄色小説へと移行し、それが清初の才子佳人小説を育んでいったこと…。著者独自の視点と15のテーマを通し、中国古典小説の特色を浮かび上がらせる。

目次

第1章 小説と物語―史家と方士たち
第2章 志怪から伝奇へ―史家と読者における変化
第3章 仏教と説教―応験記と遊行僧
第4章 二都の夢―新たな「小説」の誕生
第5章 神話の没落―〓から五通へ
第6章 類書から通俗類書へ―伝奇小説の変遷その一
第7章 短篇小説だった水滸伝―長篇小説の育たぬわけ
第8章 法家と小説家の間―公案概念の変遷
第9章 包龍図の登場―講唱文芸のとりで
第10章 幽霊さまざま―伝奇小説の変遷その二
第11章 話本から小説へ―輯佚と創作
第12章 伝奇から小説へ―礼教と女性の運命
第13章 白蛇伝の変遷―民衆のはぐくむもの
第14章 金瓶梅から紅楼夢へ―才子佳人小説と佳人の男装
第15章 さまざまな小説―清末小説にいたる流れ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さとうしん

6
『荘子』の「小説」に始まり、志怪から伝奇へという出だしの構成こそオーソドックスだが、基本的にはジャンルや類話ごとに文言・白話小説を織り交ぜて発展の跡を追っていくという構成になっている。しかも三国演義や西遊記といった有名作品を大きく取り上げないなど、内容もなかなか野心的である(しかし後年の著者とは違ってトンデモでない)。太古の夔から財神への有為転変、先行作品では活躍しながらも梁山泊に加われなかった好漢たちの事情などの話を面白く読んだ。2024/04/14

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