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本格ミステリ鑑賞術

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  • サイズ B6判/ページ数 261,/高さ 19cm
  • 商品コード 9784488015336
  • NDC分類 902.3
  • Cコード C0095

出版社内容情報

どのような視点をもてば、本格ミステリをもっと楽しめるのか? 知らなければ絶対損をする様々な鑑賞のノウハウを、豊富な実例を交えて余すところなく紹介する力作評論集!

内容説明

フェアとアンフェアの境目はどこにあるのか、作者の仕掛けた伏線やミスディレクションをどのように評価すればよいのか、叙述トリックは本格ミステリ史のなかでどのように位置づけられるのか―エドガー・アラン・ポオや東野圭吾など、古今東西の傑作を具体例に挙げて、知れば必ず本格ミステリの面白さが倍増する鑑賞術を、余すところなく紹介する、類例のないガイドブック。

目次

第1部 原則篇(フェアかアンフェアか;伏線の妙味;ミスディレクション)
第2部 鑑賞篇(犯人特定のロジック;動機の問題;解決の多層性;操りのシステムと罠;傾叙という本格)
第3部 技巧篇(先行作との関連性;幻視の風景;不可能犯罪宿命;アクロバットの美学;パズルとミステリの間;法則性の罠とミッシングリンク;真実の苦みと青春ミステリ)
第4部 発展篇(異世界の論理;超自然への視点;叙述トリックの鬼子性;メタミステリの開拓性;謎の物語)

著者等紹介

福井健太[フクイケンタ]
1972年京都府生まれ。書評家。早稲田大学第一文学部卒。在学中はワセダミステリクラブに所属。『ミステリマガジン』『SFマガジン』などで小説とコミックのレビューを担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

山田太郎

16
これくらいのネタばらしはいいのではないかと。新しく読みたい本は発見できませんでしたが。2012/05/14

キョウラン

9
面白かったですwフェアとアンフェアの境目はどこにあるのか、 作者の仕掛けた伏線や ミスディレクションをどのように評価すればよいのか、叙述トリックは本格 ミステリ史のなかでどのように位置づけられるのか―エドガー・アラン・ポ オや東野圭吾など、古今東西の傑作を具体例に挙げて、知れば必ず本格ミス テリの面白さ が倍増する鑑賞術を、余すところなく紹介する、類例のないガイドブック。 福井健太さんのインタビューが、NHK総 合の「こんにちは!いっと6けん」内の「いまほんコーナー」で放映されます 放送時間:5月25日(2012/05/23

c

7
刊行は結構前だが、これはいい本だったな。90年代にリアルタイムで新本格界隈に触れられて幸せだったのは、作品が優れていたのは勿論だが、評論もそれと完全に併走していたと思うからだ。中上健次や高橋源一郎を言祝いだニューアカデミズムさえ、あれほど幸福な創作と批評の関係ではなかっただろう。それだけに、「容疑者Xの献身」論争に纏わって、有栖川有栖や京極夏彦が「作品の前に評論は立たない」と言ったときは本当にがっかりした。批評が創作であるように、創作にも批評性は内包されている。特に本格は先行作品と濃厚に文脈を共有する。2018/05/08

うめうめ

6
面白いです。本格ミステリをネタバレ無しで薦めるのはなかなか難しいと思います。この本はちょうど良いさじ加減でネタバレ紹介しているので、この作品を読んでみたいと思わせる上質のガイドブックだと思います。★★★☆2012/06/30

nekosuke

5
序文で、『(本格ミステリを)十全に満喫するためには、受容者にも素養が求められる。』とあり、素養とは?、の体系的な勉強になったと思います。一部著書のネタばれ必至ですが、私にとってはそれでも読んでよかったと思える本でした。2013/04/06

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